走ってみたら…
前回のRハブベアリングの交換により、局部的な温度上昇が起こるのではないかという懸念。
これを確認するには測定するしかない訳です。
・赤外線温度計
で、極端な温度変化ならば触って判るでしょうが、ここは科学的?に、ということで計測器をポチ。
MYCARBON というブランドの赤外線温度計、英世さん2人以下と破格値。
因みに国産では諭吉さん1人以上の動員が必要で、こんな安価でだいじょーぶなのか?
*初期のスタートレックのフェーザーガンみたい(^^ゞ
赤外線を感知するので、対象物に触れずに計れる素敵なアイテム、料理なんかにも良いみたい…
取りあえず、あちこちをレーザポイント照射。
赤い光点の辺りが計測できるという事みたい。
*モニター画面
予想以上に便利そう。
*電池交換も、ホレこのとおり
モールドの出来も良く、大陸性の製品もクオリティ上がってきたもんだ頻りに感心。
ところが、市街地走行後Rブレーキディスクの温度を測れば、廻りのアルミ部品と変わらない。
あれー?
キャリブレーション(機能付)が必要かとおもいきや、照準用のレーザポイントと測定箇所の位置が変なようなのか、若しくは測定範囲とターゲットまでの距離の関係かも。
もう少し、使い回せばコツが判るかもしれませんし、値段がこんな程度ですから、まぁいいか~
・試験走行
通勤時にRハブの付け根辺りを触った感じでは、やや暖かく感じた。
もっとも、ブレーキディスクやドリブンギアの温度がハブボディからベアリング外輪に直接伝わるので当然といえば当然。
高速走行時は温度上昇が判りやすかろうと(ブレーキの温度上昇が少ない)、たまたま用事が発生した千葉方面に電車じゃなくセロー君で出かけることにした。
*首都高7号線荒川の橋上、正面は中央環状とのJCT(工事中)
千葉にバイクで出かけるなんて、多分20~25年振りだと思う。
だって峠があんまり無いもんだから…(^^ゞ
首都高から京葉道、千葉に入りすぐの市川PAで一休み。
早速、赤外線温度計で計れば、スイングアームとおんなじ温度で、30度以下…?
前述のように測定ターゲットがズレているかなとも思い、いろいろグルグル回したが何とも変わらない。
最後の手段は触診なんですが、どちらかと言えば冷たいし…
取りあえずなんともない、ということのようです。
それでも長期的にどー成るか判らないので、経過観察は必要かもしれませんが…
一応インプレッション的には後ろ回りが更に硬くなった感じ。
回転はスムーズだが、交差点などで後輪側のカッチリ感が半端ない。
後輪のゼロポイントシャフトを入れたときも同様の違和感というか、不思議感があったが其れを倍増した感じでもある。
なので、この剛性感みたいな感じから、逆に温度上昇が懸念されたんだが、今のところメリットしかないようです。
これは…たまたま上手くいっただけ、ということなのか??
*船橋…ふなっしー (^^ゞ
さて、用事の前の隙間時間があるので、目的地から40Km程足を伸ばせば、そこはもう外房だったりする。
京葉道から千葉東金道路に入り外房方面へ。
昔の記憶を頼りに東金の街を経て太平洋に至る。
*セロー君外房に至る
いや、懐かしいというか、20数年前の記憶とやや違い駐車場が立派になっていたりで、ごく今風の海岸。
昔の浜の荒涼とした風でも無く、それが逆に期待と違い寂しかったり?
*寂しい海岸駐車場(白里海水浴場)
*写真はNikon1の何故かJ5と標準18.5㎜。
いつの間にかにGet…
ALL中古ですがネ。
*なんか良いよね…
*うーむ…遠くに霞むは勝浦方面の山か
*ずーっと波と汀と砂浜…遠くに見える建物は国民宿舎かな
ふと思い出される…
カエル目ランサー1400で砂浜に乗り込み、スタックしたのは40年近くも前の事。
多分このあたりだと思うんだがなー
*小さな砂上の足跡
この日海岸は内陸より2~3度ほど寒くて18度、しかも風が少々ある。
長居したくない寒さ…歳のせいかもね。
見た目記憶と違うので、もう少し北上しましょうか…
*千葉県道30号線
少し上がったところで、また海沿いに入る。
*不動堂海岸…九十九里ビーチタワー前
*付近の案内図
思い出のポイントとも思ったが、ここでもないか?
*更に少し北にある、片貝海水浴場を目指す
だんだんと、どうでもよくなる思い出探し…
*浸食された砂丘?と新しく作られつつある堤防
松なのか木の根が残るところに僅かに従来の地形が見て取れるが、砂の自然供給量が減れば木が残るだけ。
その背後に恐らく防災用の築堤を作っているが、九十九里の長さを考えると気が遠くなる。
*見上げれば僅かに空の青
さて、用事を済ます刻限なので、西へ戻ります。
*もと来た道…千葉東金道路
それにしても、高速道路が益々楽になった感じ。
その反面「爆弾」抱えているようで、何とも気持ちがすぐれないのも事実。
ベアリング選定を誤ったということですから、いわゆる自己責任案件…
もっとも、素人が適当にベアリング抜いたり打ったりすれば、それを自己責と言わずして何なのか (-_-;)
・再び考察
現状では顕著な温度変化は見られなかった。
また、ベアリングが新しいからか、もしくは隙間がタイトなものだったからか、後輪のブレ感が皆無状況。
因みに、取り外した純正のKOYO(ジェイテクト)の6202を手に取ってみる。
*何してるかって…
内輪を指で押さえて、残る手で外輪をラジアル方向とアキシアル方向に揺すってみる。
ラジアル方向(軸直角)はほとんど何も感じない位の微妙な感じ。
逆にアキシアル方向(軸方向)は「ぐにょ」っと明らかに動く。
計ってないので判りませんが0.5㎜は大袈裟?それの半分強位は動かせる感じがする。
今回新しくした方(NTN)は、こういった感触を確かめていないので比べられませんが、この「ぐにょ」が大事なのかもしれない。
外輪はハブボディとの「はめあい」の度合いと打ち込み具合、それに対し内輪はカラーを介した対向する内輪との位置関係とアクスルの締め具合(予圧)などそれぞれが影響しあうので、これらを適切なところに追い込む必要がある。
そもそも用途に応じた規格条件の選定も大事。
バイクの場合、内部スキマは「C3」が基本。
せいぜい「CN」までなら、過激な使い方じゃなければ大丈夫かもしれない?
今一つ判然としませんが「CM」は何が起こるか判らないのでオススメしません (^^ゞ
いや、ベアリングって奥が深いですね~
締め具合が予圧の一要素とするならば、ここはトルクレンチ。(持っていない…)
MY手るくレンチの校正もアリかな、などと気になりだす始末。
どーしたものでしょうか(^^ゞ
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