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カテゴリー「自転車」の記事

2018年2月 7日 (水)

1号機の改修(その3)

雪がなかなか融けない程、寒くて仕方がない今日この頃。
1号機の改修も最終話です、たぶん (-_-;)


・やはり革か

サドル沼、とかサドル遍歴などと揶揄されるほどに、尻とサドルの関係は難しい。
かく言う私も4~5個は遍歴してます。
出費も並大抵ではありませんが、痛いんじゃ仕方ないし…(T_T)
とにかく、快適で楽しくなければ趣味じゃない。

ここ5年位はセラSMPの真ん中大胆穴あき型を愛用?していました。
(その前はセラ・サンマルコだった…)


Imgp3957
*この大しゃくれと、左右分離構造が特徴

なんでも、大事な部分が鬱血しないとか、神経を圧迫しないとかで体に優しいという謳い文句だったんで、大穴の開いたSMPを手に入れた次第。

実際、上手くツボ?にはまると良い感じだが、そのツボが判りにくかったりで、慣れが必要なサドルですが、総じて悪くはなかった。

ところが、昨年7月頃に日東のフロントキャリアを付けた辺りから、ランドナー遺伝子?が復活したみたいで、サドル交換の思いに至る訳です。

悶々とするのも2月が限界で、革サドル初Get!

革といえば英国ブルックス社が一般的。
中でもスイフトという、見た目ややスポーティなタイプが良かったんだが、値段がねー

革であること、それなりのスタイリングと軽さ?とかを考えていたら、仏国のジル・ベルソーという素敵なサドルを発見。
それなりに前からあるブランドだと思うんだが、自分が知らなかっただけ。

実物を見て決めたいところですが、値段関係で思い切ってエイ、密林に発注。


Dsc_0980
*ジル・ベルソーのアスパン、黒いがこれでブラウン

洒落た三角の箱に入ってきた。
濃い茶色でテカテカに光っているので、硬そうに見えますが革の初期は当然に硬い!


Dsc_0981
*おしゃれな革留め具

ヘックスローブボルト留めですが、革と接するワッシャは真鍮製。

Dsc_0982
*レールは憧れのチタン合金~

レールは鉄でも良かったんだけど、ここはチタンが譲れなかった。
ブルックスでもチタンレールはありますが、30Kオーバーします。
このジルは20K台で手に入るのも魅力。

実際、普通に見るのはなんといってもブルックス。
世界1周の人もブルックス。
もう、座布団やハンモックみたいに撓んでご主人の尻を包むブルックス。
さて、ジル君はどうなんでしょうか?


Imgp4751
*トップはフラット、穴は無し

コンパクト過ぎず丁度良い大きさだと思う。
かっこいいし…


Imgp4753
*レールも外せる

試してはいませんが、全バラ出来る。
ということは部品交換が
可能?

密林で革留めボルトを発見したが、他のパーツは未発見。
そもそも、そんな状況になるまで乗れないか?

Imgp4754
*前任のセラSMPのPlus

これは、これで良かったんだけど、すまんねー

Imgp4762
*いやー、見た目良いなー

あとは尻との相性。
上手くエージング出来ればいいんだが…

そうそう、革に雨は大敵なんで、カバー買わなくちゃね。


Imgp4757
*ジル(アスパン)よりSMP(Plus)は幅が2cmくらい広い

それにしても、SMPの大胆な開口部。
実際は、骨盤の下側2点でサドルと接するんで、体重を支えない不必要な部分を取り去った形。
このことで、左右脚~臀部の上下動に合わせ撓みやすい理論的な構造になっている。


Imgp4761
*細いフレームと相性が良い

それに比べ、あくまでもエージングにより自分仕様になる革サドル。
何時の日にか完成する時が来れば、無敵サドル?


Imgp4764
*良い眺めです

穴も開いてないし、実際相当に硬い。(そうでも無いという方達もいるらしいが…)
現状では、レーパン履けば苦にならない堅さレベルなんで、何とかなりそう。

自分の使い方だと、何れ慣らしが終わるのは2年以上、いやもっと先かもしれない。
終の棲家的なサドルになれば良いんだが…


Imgp4772_2
*しびれるー

もう自画自賛(一種の親馬鹿)

Imgp4437
*左チタン合金ボルト、右日東の鉄ボルト

このTiボルトですが、20年位前に1本だけドラスタで買ったポジポリーニ製。(今なら絶対買わない、当時価格約6K)
遊ばせておいても仕方ないんで、シートポストの鉄ボルトと交換で20gが10gの重量半減 (>_<)


・小キャリア

どこかで見た記憶のある、フロントの小型キャリアに似た小さなリアーキャリア。
探せば軽く見つかるだろうと思ったんだが、大きな普通のキャリアばかり。

それでも、諦めずシツコク探すと、やはり密林にて発見。
しかしながらネットの欠点は実際手に取れないこと。

この場合、特に大きさや雰囲気が知りたかったんで、近場で取り扱っている店を探すと、2号機を買ったCWS系の店、 ベロクラフト で発見。


Imgp4989
*日東NR-21、細いが多分パイプ製(φ6)

何に使うんだい?的な中途半端さだが、ランドヌーブ雰囲気の醸成には、実に良い感じがする。
実際はパスハンターという小ジャンル向きだと思う。


Imgp4996
*カンチ台座に取付ける両頭ボルト(フロントM-12も同じ形)

この両軸ボルトは鉄製なんで、場所的に錆が心配だが、ナットはステンレス。

特に袋ナットの出来が凄くて、回り止めのUナット型だけど、丸い袋部をナットに嵌合して出来ている職人技部品。


Imgp5000
*付きました 

取り付けはフロント同様にカンチ台座合わせが、ムムム~っと力業なのですが鉄だからオッケー。

Imgp5001
*トップが地面と概ね平行なのでランドナーのセオリーどおり

全体が小さくて、何の役に立つのか…
カンチの露出したケーブルのガード役、一寸輪行バックや雨具を縛り付ける、とか…

このサイズだとフロントキャリア同様、輪行時に外す必要がないのも嬉しい。


Imgp5003
*ランドナー的雰囲気作りとしては◎

このNR-21、何故か日東のHPに出ていない。
デットストックなのか?

因みに、兄弟にNR-20というのがあり、シートステーのブリッジの取り付け方が違うので、気になる方は用心してください…


・ペダルのメンテ

柳瀬川のサイクルボーイさんで見つけた、シムグリース。

この「シム」ですが、名古屋のサークルズという店のシムワークスというブランド。
なんというかブルーラグ的な有名店。(サークルズのほうが先に生まれているみたいですが…)

缶に惹かれて買ってしまった。


Imgp4681
*なんかかっこいい

レタリングというかデザインが良い。

Imgp4682
*真夏に買ったんで、少しお漏らし

能書きを見るとポリウレア系なんで、耐熱性・防水性が期待できそう。

Imgp4684
*いや、ホントにグリースだわ

1.5K位だったけど、なんか良い買い物をした気分。

こちらは、拾いもの的な逸品。
三ヶ島のペダルキャップレンチ。


Imgp4510
*コレさえ有れば、と思ったんだが

キャップは開けられるが、その先が中々難しい。
というのも、買ったばかりのプライムシルバンロードを分解する羽目になったからで…


Imgp4692
*ペダル全バラ

事の起こりはダストシール周辺についていた、一片の小石。

取ろうと思って、指で触ったらダストシールの隙間から中に入った!
えー、と思ったが後の祭り。
それから、何だかゴロゴロ変な振動が…

こりゃ、分解・清掃するしかない。
キャップレンチもあるし。


Imgp4693_2
*ボロン合金の軸

分解すれば、プライムの名前通りにか玉当たりの部分がキレイに研磨されている。

Imgp4694
*研磨面がきれい

外側のキャップ部は密閉されているんでダスト類は入らないが、クランク側はダストシールはあるが、これが問題。

Imgp4695
*このダストシールが~

ダストシールと軸の間に隙間があるんですねー
リップが付いていれば、オイルシールになれるんだが?

何故、隙間があるのかは不明ですが、ひょっとしたら中途半端なシールは無い方が良いのかもしれないとか?
そもそも、大方のペダルは皆こんな構造なんですよね。


Imgp4697
*この玉押しもきれい

何とかしてやろうと思えば出来ちゃうということで、実際シールドベアリングを組み込んだモデル も最近発売されている。

まー、分解組み立てが出来るんで、こういう普及構造でも問題ありませんし、何よりもメンテが面白い。


Imgp4698
*シムグリース大盛り

例の合成ポリウレアグリスを詰め込んで…

Imgp4700
*結構このプチプチ並べるのが楽しい…

ベアリングボールを並べて…最後にダブルナットを締めるのですが、こいつが当然難しい。
ナットの微妙な締め角と、共廻りする下側ナットとの兼ね合いで玉当たりは決まる。(下側ナットの専用レンチがあると良いんだけど)

3~4回はトライして、ガタも無くシャララと廻る感じの、ややキツメ手前位の締め具合か?(予圧というのか)

因みに、シルバンロードは外側プレートが半丸形で素敵な形なんだけど、何故か角的な突起があって、自分の場合靴と干渉して踏みにくい。

靴のサイズが大きい(27)ので仕方ないが、やや出過ぎな感じもある。
なので、金ヤスリで高さを半分くらいに落としたら丁度良い感じになった。

ある程度の突起があり、ある程度のフラットさであれば踏み易いし、その際にペダルと靴の位置関係が適正だとなお良い。

因みに、クランクからのオフセットも大事。


Imgp4788
*こんなのまで出してるし

さすがは三ヶ島と思ったら、他社でも同様のものが出ている。

Imgp4789
*左ディズナのt=2mm、右三ヶ島のt=1mm

ディズナはSUS製で見た目が良いんだけど、1mmの三ヶ島が自分的に丁度良かったので採用。

Imgp4790
*ワッシャがあると、ペダル取り付け時のクランクの削れが防げる

これで、クランク・ペダル廻りが終了です。

乗った感じは、当社比で廻せる~、廻すことが楽しくなったー、としか言い様がありません (^^)/


・おまけ

9Sのチェーンが17年物(-_-;)なんで、交換時期かのチェック。

因みにフライトデッキ(シマノ)の積算距離は、確か2,500Kmを超えた辺りで電池交換時にリセットしてしまい正確な数字が不明。
3,000Km位と見積もっても、年数の割に相当少ないほうだと思う。


Imgp4515
*パークツールのチェーンチェッカー CC-3.2

同様の物が色々各社から出ているが、個人的に信頼のパークツールを選択。

Imgp4517
*使い方ははめるだけ

伸びが0.5%側と0.75%側の2面付いている。
上の写真では0.5%側でチェーンに嵌まっている…これが11Sの場合は×ですが、10S以下だったらセーフとなる。


Imgp4518
*入らないのが○

0.75%側では上の写真のように入らない=この9Sの全面ニッケルメッキのCN7701(XTR)はまだ使えるようです。

このチェーン、絶版なんで大事に使いたいところですが、所詮は消耗品。
何れ廉価版、若しくは互換品に交換する事になります。

チェーンはピンとローラー間が摩耗することで伸び、実害として変速がスムーズにいかないなど走行時のストレスに繋がる。

駆動系を換えたばかりの2号機のチェーンは、チュルチュル?と気持ちよく廻り、変速時のショックも少ない。
それで1号機が気になってのチェーンチェッカーでしたが、これならもう数年は付合っていけそうです。

概ね1号機の改修顛末記は、この辺りでおしまいです。
次の改修が有るのなら、また10数年後か?

ここまで自転車物にお付き合い頂きありがとうございました (^_^)/~

2018年1月28日 (日)

1号機の改修(その2)

前回に続き1号機の改修。
今回はやや面倒な部位に手を入れたの巻です。


・自分じゃ出来ない

VPという台湾のパーツメーカーがある。
恐らくOEMや量販車のペダルとかを作っていて、謂わば業界の縁の下役、といったら語弊があるか…

購入したケルビムのMTツーリングは、同店には珍しい吊るしフレームでしたが、展示の関係からかヘッドパーツ(ヘッドセットと言う場合も)に、このVP社のアヘッド用シールドベアリングが付けられていた。


Sany0948_2
*当初のVPのアヘッドセット

もちろん当初は何の過不足もなかったが、走行距離が少なれど齢13年ともなれば、締め方を調整しても何だか上手く納まらない。

弄りが面白くなっていた(昨年5月頃)ことからか、今まで気にならなかったココが気になりだしたので、交換を目論むわけです。

そうは言ったものの専用工具は持っていないし、しっかりした工具を買えば数万円はかかるので、お店に出すことにしました。

で、例のブルーラグ上馬店


Imgp4361
*交換後上側

交換に時間がかかると思われたので、都合を付けて平日に持ち込んだら、すぐできますとのこと。

ところが、MTツーリングのヘッドチューブのサイズはSTD(φ25.4)で、しかも希少なJISサイズ!
STDの場合、大多数がイタリアンサイズで微妙にJISサイズとは内径が違う。
なので、MTツーリングに合うJISサイズが店頭では見つからない有様。

密かにクリスキングとかケーンクリークとか有名どころを試せるかと思っていたのにガッカリ。

それでも外しちゃったんで何か合う物を探さないといけない…

お店の方が探してくれた唯一の選択肢は、タンゲ精機のヘッドパーツであるテクノグライド。
何だか地味な感じもしますが、調べれば逆に海外では有名なブランドらしい。

その中でもDLというカートリッジベアリングではない、普通の玉押し・ワンのタイプを選択しました。
ワンが7000番台アルミ、下玉押しがクロモリ、ボールがSUS?で耐久性と高級な感じ?なんで選びました。
工賃込みで8Kとやや高価ですが、有名どころから見れば相当リーズナブル。


Imgp4409
*テクノグライドDLのボールベアリングとボールリテーナー(今や珍しい)

メンテナンスフリーではないが、いじれるし屋内保管だからまぁいいかー

結局、部品調達に時間がかかり1週間は上馬にお預けでした。
が、子供の頃一時近所の弦巻に住んでいた事もあり、何だか不思議な因縁を感じたのは明らかに気のせいです…(^^ゞ


Imgp4362
*同下側

交換後は、前がしっかりした感じになった。
という、ごく普通の感想ですが、この普通が大事なんですよね。

交換前は、調整しても何だか微妙にクニュッて動くような変な感じがあったが、アフターではそういった感じもない。
調整も比較的楽だし、乗っていてもいろんな場面で操縦が楽です。


Imgp4376
*なんか良いぞー

・それっぽくなってきた

上の写真にも写ってますが、長年迷っていたフロントキャリアを思い切って調達。
何か明確な用途がある訳ではないけど、ランドナーの標準装備的なブツなんで気になっていた…を試したかった、ということです。


Imgp4367
*この位の重量増ならば…日東M-12

鉄ですがパイプ(φ7)のためか、思っていたほど重くない。
残念だったのは、日東製なのにダルメッキではなくクロムメッキであったこと…


Imgp4371
*ステーにダボがあるのでランプステー(日東製)が付けられる

ランプがハンドル上から移設できたことも大きな効果で、スッキリとまでは行かないが色々と整理しやすくなった。

Imgp4377
*良い眺めです

CPメッキですが、相当しっかりしている感じ。
雨天走行後などに、ワックスで磨けば錆びにはお目にかかることもないと思う。


Imgp4439
*ランドナーっぽくなってきたぞー

この大きさであれば輪行でも、外すこと無く行けます。

・17年未開封

交換ばかりでは、財政出動が多くてたまりません。
なので、メンテで済ませる部分もあったりします。


Imgp4425
*9SのXTR CS-M953

リアのカセットは、10数年前の9速全盛期のXTR。
12T~34Tの足弱セットですが、約半分はチタン合金だったりします (^^ゞ

外して清掃するのは初めてかも…


Imgp4429
*ここもグリスアップ FH-M950

で、リアーハブ内部を確認がてらに外してみますが、ここも初めてのご開帳。

Imgp4426
*XTRの玉押しとシール

玉当たり面が実にキレイ。
年数の割に距離がそれほどでもないからか、驚いたことに軸内部に残っていたグリスはデュラグリスの透明な黄緑色のまま。

MTB用のハブ故に、シールがしっかりしていることも関係していると思われますが、とても17年以上とは思えない状況でした。

デュラグリスを補填してもとに戻します。


Imgp4428
*フリーの反対側も同様にグリスアップ

玉辺りの調整は面倒な反面、上手くいくと楽しいもんです。

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*フリーの反対側には上のようなアルミカラーが…

このアルミカラー側にはプラのダストカバーが付いて一次防塵の役割。
更に玉押し側にはシールがあり防水+防塵機能を担う。


Imgp4442
*納まりました

このメンテで、従前よりも回転が良くなった気がする…気のせい?

・大物

さて、ここ数年の懸案であった左クランクのコクコク微動する、いやーな動き。

既存のクランクはケルビムフレームと一緒に導入したもので、デザインが素敵なFSAゴッサマー。
アメリカンとしては珍しくシマノのオクタリンク規格で比較的軽量。

それが、50Km走るとコクコク。
ボルトを締めては元に戻るものの、また50Km走るとコクコク。
その繰り返しで10数年。

締め直しではもうだめ、と諦めて交換です。


Imgp4443
*シマノのクランク、ホローテックⅡとボトムブラケット(BB)

最近のスポーツ車で一般化しているホローテックⅡクランク。
右クランクとBB軸を一体化(嵌合)することで、剛性と軽量化を両立できる構造。
各社軸一体の似たような構造・規格が乱立してるみたいですが、ホローテックが元祖なのか?

チェンリングはダブルで歯数が少ないことと、色はジルバーが良かったんで、ここもクロスカントリー用のFC-CX50を選択。(105は軽いけど黒しかない…)
歯数が46T-36Tなので、リアーの12T-34Tと併せて足弱な自分向きのギア比殆ど1.0が実現。

因みに購入したFC-CX50は中級機以下なので、本来中空断面クランクのホローテックが中空じゃなく片面肉抜き廉価版でしたが、まあいいか (>_<)


Imgp4446
*BBは恐れ多くもデュラエースBB-R9100(緑色はデュラグリス塗布済み)

デュラエースはシマノ・ロードコンポーネントのトップグレード。

私ごときが使うグレードでは無いんですが、なんと3Kで手に入ってします。
グレードによる差別化が無意味なくらいに価格差が少ないんで、安全パイ?ということでコレにしました。


野口さん3枚で買えてしまう幸せ(なのか?)。

Imgp4448
*真ん中ボディはプラ!

70g弱の軽さ。
さすがに両端のボールベアリングが仕込まれている部分はアルミハウジング。

因みに、ベアリング部は基本メンテ等ができない構造なので、故障すれば交換になる。
低価格なのも頷けます。


Imgp4449
*FC-CX50はグレード的には中級なのかな

CX50は内部が中空ではないので、FSAゴッサマーと比べれば100g以上重い。
BBとセットでもトータルで、やや重量増…まーしょうがないか。

さて、さらばゴッサマー君です。


Imgp4450
*こんな面構えの素敵なヤツでした…

デザインは5アームでスレンダー。
流麗なクランクの思い出に浸っていてもしょうが無いんで、分解々…


Imgp4452
*真ん中のフィキシングボルトのキャップを外す

キャップはシマノの工具で外れます。

Imgp4460
*専用工具を使いクランクを外します

外したキャップ穴に専用工具を取付け締め付けていくと、クランクが抜ける。

Imgp4462
*強く光る面が削れ具合のひどさを物語る

左側クランクのオクタリンク側内面がご覧の通りに削れている。
何度か取り外し~取付けの繰り返しでしたが、一度削れたものは元に戻る訳も無い。


Imgp4466
*また専用工具の出番

左右クランクが外れれば、残るBBを抜きます。

Imgp4469
*おー錆がすごいぞ

BBシェルが錆びているのは予想していたが、ここまでとは…

Imgp4470
*オクタリンク用の工具達(TL-FC20・UN74・UN96・FC15・FC10)

これら工具もオクタリンクを取付ける際に揃えたもの。
個々はたいした値段では無かったと思うが、もう使うことも無いか…


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*当然、中も錆々

BBが納まるフレーム内もこんな有様なんで清掃~

Imgp4475
*お疲れさん

外したBB-6500(アルテグラ)は錆を落とせばキレイなもん。
ガタ等無く、まだま行けますがオクタリンクという規格が殆ど絶滅。
廉価機と何故かトラック用のデュラエースの一部に残るのみとなっている。


Imgp4476
*ここがミソ

コレを買ったときには、スクエアテーパーのコッタレスが古くさく見えたんですが、今やコレが古く見える。
ちゃんとした状態で使ってあげられなくてゴメン。


Imgp4477
*フェイスカットでは無いけれど、良い感じです

BBの収まるフレーム端部に残っていた塗装を落とす位は大丈夫かな…

ここに塗装が盛ってあるとBBを取付けた際に塗装の微妙な膨らみで、締めていっても多少落ち着きがない。

フェィスカット工具も無いんで今まで触らないでいましたが、思い切って手を出すことにしました。

平たい金ヤスリを軽く当ててみたところ、案外上手く載っていた塗装のみを落とす事ができ、何と無くですが平坦な感じがでました。


もちろん失敗覚悟の上の乱暴な施工だけど、そもそもフレームのBB端は平面が出ているハズなんで、ヤスリを当てすぎない…金属は削らなかったのが良かったのか?

Imgp4479
*試しに旧BBを付けてみる

こんなことなら早く試せば良かった。
オクタリンク用BBも可哀想なんで、チョット戻してみる。


Imgp4481
*良い感じじゃないですか

施工前より相当ピタッと収まっている。

Imgp4489
*新旧揃い踏み?

この段階で既にクランクアームの剛性感が違う?
重さの違い(約100g)かも…


Imgp4490
*TL-FC32の出番

BBに付属していたアダプタカラーを咬まし新BBのベアリングカップを締めます。
アダプタカラーがプラ製であることから、強く締め付け箇所じゃない事が判ります。


Imgp4491
*ベアリングカップまるごと外に飛び出ている

径が若干フレームより小さいので段差が出来るが、気になる程ではない。

Imgp4496
*BBシェル幅が30mmくらい広がった

ここが広がることで踏みごたえ感、剛性感が向上するので回しやすくなるハズ。

Imgp4498
*右クランク(+BB軸)を装着

これは本当にスルッとはめる感じで入る。

Imgp4497
*左クランクはBB軸のセレーションに合わせる

ボルト2本で割が入っている部分を締める。
単に締めれば良いだけでは無く、BB軸への左クランクの入り(当たり)具合がホローテック2の勘所だったりします。


Imgp4505
*軸端に肝心のプラキャップ

このプラキャップを締める工具が無いことに、この段階で気が付く…

たかがプラキャップ=蓋なんで、適当に回せば良いのかと軽く考えていたが、実はここがBBとクランクの位置をコントロールする機能部品だったりする。


Imgp4509
*BBのベアリングシェルとクランクとの隙間は…

実際、BBとクランクは殆ど密着しているように見える。
コッタレスやオクタリンクなどのクランクでは考えられない形。

ここが適正でないとコツコツと異音が発生する。
試走してから、重要性に気がついた次第。 (^^ゞ


Imgp4508
*TL-FC16…プラの手回しノブ?

で、急遽チャリ仲間のY氏に手回しノブ…TL-FC16借りてきて事なきを得る。

しっかりと手で締めることが適正。
手トルクは限界があるで、これが丁度良いみたい。

BBのシール部とクランク端が適切に接していれば良いということなんでしょう。
(ほんとうに接触しているかは、外してみないと判りませんが…)


Imgp4503
*完成~

ブラックのゴッサマーから、グレーのCX50ですが、雰囲気的には納ったんじゃないでしょうか。

Imgp4502
*もう少しで最終形態

今回の改修(記事)は、昨年7月頃の話だったと思います。
夏の 奈良の小旅行 は、ほぼこの形態でした。

あとはサドル交換とリアーキャリア(小)の追加で〆になります (^^ゞ

2018年1月17日 (水)

1号機の改修

ずいぶんと遅くなりましたが、2018年明けましておめでとうございます (^^ゞ

Imgp3961

いきなり去年の話で恐縮ですが…
忘却する前に、1号機(自転車)の改修顛末を記しておきたいと思います。(外、寒いし…)


・一応序章

もとは、アラヤのマディフォックスというMTBだった1号機…20年以上前のMTBブームの頃。

当時としては割と珍しいパーツ単体が相当にディスプレーされていた自転車店(ワイズバイシクル大泉学園店…今は無いです)に、見ているだけでも面白いんで良く出入りしていた。
自転車のパーツは車やバイクから比べると比較的安価なんで、その結果部品が少しずつ変わっていく訳です…

で、ハブ・ホイールの交換に至ってはXTR+マビック!


Dcp_00992
*ハブ・ホイール交換後のマディフォックス
(2000年当時)


とはいえ、競技的な利用では無く、あくまでも子供の頃のサイクリング車の延長線で、少し遠くに行ければ良いかな位の適当さ。

それでも、遠くに行くために輪行を始め、乗ることが更に面白くなっていった結果、気が付けば、大物を除いて殆ど交換。

そんな中、段々と気が付くのはMTBの頑丈なリジットフレームでの遠乗りや峠越えは疲労感が顕著で有るということ。

試しにフロントフォークをリッチーのリジットに換えてみたところ、手に加わる衝撃が少なくなり、これは効果大であると確信。

MTBフレームで、このままで乗っていても自分的には合理性無いなー。

ということで、13年位前に遂にフレーム交換。
選んだのが国内ビルダーでも有名なケルビムさん。

普通に買えばそこそこ高いし、採寸含みのオーダーで時間も掛かりますが、たまたま吊しのランドナーフレーム(MTツーリング)がセールに出ていて、これがMTBパーツがおおよそ使える。


Sany0949
*素のMTツーリング(2004年フレーム購入時)

「これっきゃかない!」で町田まで急遽出向きGet。

実際のところ、ドロップハンドル車にしたくなるスレンダーなフレーム。
そうなると、チャリパーツの中でも比較的高価な部類のデュアルコントロールレバーを買うしかなくなり、その他9速化のための前後ディレイラー、カセットスプロケットも…

さらにボトムブラケット、クランク、チェーンリングを交換するに至ったのは、旧フレームを知人に譲るため、もう1台組み上げる必要からの確信犯的誤算でした。


それから10数年が過ぎ…
昨年は普段使いの2号機の改修があり、そのため現行パーツを調べなきゃいけなかった(規格とか色々)。
このついでというか、なし崩し的に1号機の改修はスタート。


_dsc4916
*ここから始まり

東上線柳瀬川駅近くのサイクルボーイというお店で発見した懐かしのブツ。
既に絶版シートピラー、日東のダイナミック626。 (最近復刻した噂も…)


_dsc4917
*ピラー部内部が楕円形に肉抜きされている

実は、マディフォックス時代に同じ物に換装していたんですが、マディのはシートピラーφ31.6で、ケルビムフレームに移植できなかったイワク付きの物。
今回はφ27.2の標準径なんでOK。


_dsc4918
*スリスリ?したくなる

重さ云々より、その仕上げの美しさに目を奪われます。

Imgp3912
*前任?のリッチー、これは軽量だし値段も相当高かった記憶が…

リッチーWCSよりは若干重くなりますが、もう気にしない年頃なんで…

Imgp3914_3
*面と面の織りなす美しき眺め

この改修一発目は発作的Getですが、その後 2号機の改修の関係で ブルーラグ にも何回かお邪魔するようになってからは、もう止まりません。
10年に一度のリミッターが外れてしまいました(^。^)


Dsc_0861_2
*こちらはブルーラグ幡ヶ谷店

自分的には宝石のような鉄系パーツの数々が多いということも在るんですが、凄く面白い店。
見てしまったからには後に引けない…1号機も行くっきゃ無いぞと沼に入る覚悟を決める。


Imgp3816
*ダルメッキが美しいステムと削りだしカンチアウター受け

左の日東のUI-2ステムの特色はクロモリ…鉄です。
強度があるから肉薄にできるが、やや撓る(感じがする)。
ここが実に良い。


Imgp3936
*シールが逆さま、残念~

コレが肉厚大径のアルミだと、コチコチに硬かったりする。
もちろん用途によっては、評価が変わるんですが、自分はキックバックの少ない…手に優しい?撓る方が好きです。

そして、フロントカンチブレーキのアウター受け(φ25.4のSTDサイズ)…ポール(US)ですヨ。


Imgp3819
*アジャスター付きですが6K以上、高っ!

高かったが、完全に削り出しの一品で普及品より硬めかな。
ここは撓らない方がいいんだが、何より削り出しの造形が素敵。

因みに鉄(溶接+ダルメッキ)で出来た日東の素敵なアウター受けも売っていたんですが、昨年段階ではOSサイズ(φ28.6)しか無くて、お高いポール製になったのは裏話。


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*ペダルまで

シマノの片面ビンディング(PD-A530)だったのを、三ヶ島のクイル型のプライムシルバンロードに換装。

三ヶ島と言えば、日東と並ぶ国産パーツメーカ。
未だに殆どが国内生産であることも両者に共通している。

先端を行く、とかは無いけど、確実に機能する安定した性能は、正にメードインジャパン。

玉当たりが調整できる、というかその気にさせてくれる所(キャップスパナ売ってるし)は、ある意味頼もしい。


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*端部が丸いこのタイプが好き

結果的にビンディングとはお別れ。
なので、ハーフクリップ…ではなく、ケージクリップ(ハーフ)にしました。
まー引き足も使わないし、自分的には小さくても十分。


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*同じく三ヶ島のハーフクリップ

ステンレス製の逸品。
靴の位置を定位置に収めるだけのシンプルクリップ、宜しいです。


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*職人技だー

この細いステンレスを溶接しクロームメッキ。

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*下に垂れ下がり過ぎるところが困りもの

靴を入れる?のに慣れが必要ですけど、それはそれで上手くいくようになるとシンプル故に愛着がわきます。

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*島野さんのSH-MT21

10年はこのビンディング付きシューズのお世話になってましたが、クリート部分を外します。

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*ビンディングシューズなのに、こんなの売ってるし

これ、専用の蓋。

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*術後

そもそもクリップ仕様にしたんで、普通の靴で良いんだけど、ビンディングシューズは底が硬いんで、それだけでも踏みやすいから続投です。

・懸案のブレーキ

実は2年位前に、これ良いなー、と惰性で買っては見たものの触らずだったフロントのカンチレバーブレーキBR-CX70を、この機会にやっと装着。

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*BR-CX70…クロスカントリー用

ロードみたいな車体でグラベルを競うのがクロスカントリー。
別に競技に興味は無いですが、カンチレバーの選択肢は少ないんでコレ。

実際、前任の同じくシマノのBRーR550より、よく効きますんで◎

ですが、この型番が既に廃盤で、今回リアー用を発注しようと思ったら何と密林で3倍の価格…

やむなく、同型の廉価版であるBR-CX50を発注。
なんで、最初から前後セットで買わなかったかなー


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*BR-CX50

仕上げとかワイヤーアウターなんかが、チープ仕様 (T_T)

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*ブレーキシューは前のBR-CX70のと同じR55C3にチェンジ

一応、前後ろを出来る範囲で合わせておこう、ということです(^^ゞ
因みに、ブレーキシューの舟が普通のカンチ(Vブレーキ)用では無く、ロード用のそれになったのは自分史に初。


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*CX50改

さて、ここまでが昨年5月頃だったか?

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*どう見ても、26HEは車輪径が小さい

取り敢えずですがハンドルステム、前後ブレーキ、ペダル、シートポストを直感的好みで交換完了。

ここまでが、1号機改修の防備録第一弾。
(次回、第二弾予定?)

2017年11月16日 (木)

3年半ぶりだけど

2年とか3年とかの周期ですが、チャリツー仲間4人が集まるチャンス到来。
と思いきや、台風襲来で延期の後、やっと実現。


・久しぶり

かねてより、というかここ10年来ですが、自転車仲間で70~100Km位の遠乗りとか、峠越えとかで親交を温めていた4人グループ。
前回の栗橋~宇都宮行きから3年半ぶりの集合です。


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*手前Tn氏とクロスバイク(エスケープ、良い写真が無くてゴメン)

当初、秩父市小鹿野の先の八丁峠から廃墟マニアに有名な日窒鉱山あたりを巡り、距離70Km標高差900mのコースを目論んでいたんだけど、決行2日前によくよく調べればトンネル崩落通行止め~

代案で、西吾野駅から天目指峠、名栗山伏峠、正丸峠、刈場坂峠、大野峠のグルッとコースに挑む予定を立て、いよいよ当日。
来ましたよ、西武秩父線西吾野駅。

2ヶ月前の時は隣の吾野駅に降臨
気温も30度位でしたが、今では秋の装いです。


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*Ts氏のロード(フェルト)

輪行形態を解いて、さー行くぞ。
と、思いきや待ったがかかった。

なんと、Y氏のシクロクロス、デュアルコントロールレバーのシフトケーブル太鼓の付根…ではなく何故か少し進んだところで破断!


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*Y氏のシクロクロス(テスタッチ)

見事にブチ切れている…

Y氏の原因推測では、アルテのデュアルコントロールレバーのシフトケーブルの取り回しがキツくて切れたのでは、ということらしい。

もっともY氏、毎日のように通勤に使い、輪行空輸で女満別には普通に行くしで、相当酷使されているから、それなりの金属疲労ではないか。

イジルにしても手持ち工具で出来ることも少なく、結局はワイヤー交換しか無いという結論に。

変速は出来ない。(前2段の変速は可能だが…)
さぁてどーすんべ?


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*My1号機(ケルビム) ランドナーかパスハンター?

シフトワイヤーを外し、ディレーラーの移動制限ボルトでトップから4段目に固定。
これで飯能までは何とか自走出来ます。

目論みとしては、街まで降りれば自転車屋・ホームセンター?なんかがあるだろう作戦。

なんだか下り道では気合いも入りませんが、こういう時こそお互い様。
Y氏には気の毒だが、ポジティブに状況を楽しむしか無い (^^ゞ


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*吾野 R299を行く

久しぶりに国道299を走ったが、バラセメント積んだトレーラーが抜きざまに幅寄せしてきて、相当に寿命が縮んだ。(しかも複数回)

なんたって、もうあと5cm位の時もあったりで…
悪気があるなしにかかわらず、車道の幅員が限られている中、追い越しを無理にかけるもんだから、対向車でも来ればどーしたってそうなる。

自転車の走行環境として酷道怖し。

そんなこんなで、飯能市街に至るんですが、やっぱりホームセンターではロードのシフトワイヤーは無く、更に期待していたサイクルショップは2軒とも連休で休み…

で、入間川の河川敷で手持ちの補給食で昼飯。


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*入間川河川敷にて

もう、帰るしかないねー
とか言いながらコンビニのおにぎりを頬張る。

たまには(3年半ぶりだが)良いさ、こういうノンビリも…


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*やや秋色の入間川自転車道を行く(荷物が落ちそう…)

入間川自転車道から狭山循環道路に入り所沢方面に南下。
途中農産物センターでお土産なんぞGetし、あとは東所沢までワープ的に一直線。


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*所沢郊外の一本道 走り易し

この道も将来は清瀬市を経由し練馬の目白通りに通じるはずなんですが、新座市あたりが出来てないんで、まだまだかかるかな。

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*毎度ですが・・・青い線を左上から右下方向に走った(by カシミール)

走行距離は63Km、午後2時半くらいには家にとうちゃこ。


久しぶりのツーリングが、こんな形になりY氏も恐縮してましたが、気にしなくて良いよ、また行こう、リベンジだー

と思っていた矢先、左足付根にシビレ…?
違和感もあるし、で病院行けば座骨神経痛…
ヘルニアでした。

当分、自転車バイクなどで遠乗りは禁止 (T_T)
悪化して手術だけはカンベン願いたいものです。

2017年10月 9日 (月)

熊谷帰り

懲りもせずに自転車ものです (^^ゞ
やや中毒症状かな~


・熊谷発

珍しく朝6時出。
家から10Km程度走り、JR武蔵野線に。
ここで1号機をパッキング、武蔵野線~埼京線で大宮駅に至り、ここから高崎線で熊谷を目指します。

10時頃に熊谷駅着。
いやー、ドアは自動で開閉してたんで、「グンマー」一寸手前でセーフ?


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*秩父鉄道の入り口~

嫌いじゃない、というか好きな方なんですが秩父鉄道。

C58パレオの導入、パスモの非導入の漢鉄??
いや、本当はパスモ入れたいんだけど諸般の事情かな…
とにかく、ガンバレ秩父鉄道。


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*駅前組立の儀

今日はここから、家まで自走なんで、分解組み立てが1本のみで楽~

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*出来ました、やっぱし20分…

大抵、バーンと遠くに行って、ワーッと走って、ヘロッと戻ってくるパターンが輪行では多いけど、今回は初めて片道のみ。

距離は…50Km位かな、とたいして調べもせず、チャリ仲間のY氏から聞いた話だけで来てしまったんだが…


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*熊谷駅から僅かの距離、荒川の土手手前の公園にD51

全国的ではありますが、昭和40年代にSLが廃止され、その熱が覚めやらない頃に公園とかに寄贈されたうちの1台発見。

ナンバー的にはD51の初期型グループですがナメクジTypeではない。


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*特徴的なおでこの上の給水暖機

荒れ果てた個体が多い中で、地元の方のご苦労の賜なんでしょうか、結構きれいな方かもしれません。

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*荒川左岸(この場合北側)土手上道路を一旦上流に向けさかのぼる

遡るのは近傍の橋で対岸に渡りたいから。
大河川の場合は橋と橋の間が遠いんで仕方ない。


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*果てが見えない

R407号線の荒川大橋、渡ります。

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*遠くに見えるは上州境の山々か

上州手前のこの辺りまで来ると、何だか透明感というか寒い感じがします。

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*古いトラス橋の一部分を発見

渡った先に遺構が…荒川大橋トラス広場だそうです。

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*荒川大橋の先代でしたか

永久橋とは木橋に対する、鉄やコンクリートの橋のことですが、昨今は老朽化が取り沙汰されていて既に永久とは呼べないようです。

ここを左折し土手沿いを行くかー、と思いきや支流との絡みでもう一つ南の交差点が荒川本流右岸築堤でした。


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*右岸を下流に向かいひたすら行きます

この辺りでは、風も弱く長閑な走行環境でした。

県道257号線(久下橋)を超えた先で舗装が途切れ砂利敷きに。
やむなく下道に降りたところ、津田新田の集落内に武蔵野うどんの店発見。(粉麦HP

準備中で駄目でしたが、次回来ることがあれば是非寄りたい良い感じの古民家風。

ごちゃごちゃ走って、なんとか築堤上に復帰しましたが、帰ってからSVを見ると何故か砂利道は僅かの区間だったようです。


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*たまに見える固い建物は、大抵が公共施設か

右岸を下流に向け走っているんで、左は河川敷、右は殆どが水田でぽつりぽつりと集落や公共施設とか。

と、大きな構造物が遙か先に見える。


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*玉作水門

荒川に流れ込む支流、和田吉野川と本流との水の行き来調整のために設けられた、支流の割には大きな水門。

さて、県道66号線大芦橋の袂で小休止。


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*向こうは鴻巣方面、手前側が国営森林公園

この時は気がつかなかったんですが、大芦橋で西から来る森林公園自転車道と合流していたようです。

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*いつの間にか自転車道になっていた

・吉見

日本一の川幅2,537mの路面標示を通り過ぎ、土手下に何やら休憩所が見えるんで寄ってみます。

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*いんやー凄いとこでした、吉見総合運動公園(管理事務所)

高級そうなロードバイクがズラーッと…スゴイや。
自分のランドナーもどき1号機はフレームが細すぎて、並べて駐めると1台だけ子供自転車が混じっているようにも見えたりします。

さらに、腹の出た親父がはぁはぁ言いながら…ワサワサ入ってくる。
おっと、ここは自分もほぼ同じかぁ (^^ゞ


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*お、あれは…

再び走り出せば、20年くらい前の1号機変身前のマディフォックスで来た記憶のある桜並木が見えてきた。

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*さくら堤

春は花も人も満開と思われ、さぞかし壮観でしょう。

さくら堤が終わる先で、市野川にかかる確か木橋が…ありゃ永久橋になっている。
記憶が古くて補正が必要のようです。


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*再び築堤上をひたすら

市野川はいつの間にか荒川に合流。
相当先で、同じように入間川も合流。


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*荒川入間川合流点の築堤突端にて(左が入間川、右が荒川)

ここ、入間川左岸と荒川右岸が交わり消える突端なので先は無い。

何か気みたいのが集まる感じがする場所。
確か、冬枯れの時期にくると見通しもきくんで雰囲気良かった記憶があります。
(これも20年位前の話…)


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*JR川越線の鉄橋、手前に築堤上の踏切があり面白い

自転車道はR16号線の橋を渡って荒川左岸に移りますが、今日は自転車道として指定されていない右岸を行きます。

右岸の場合、築堤上の自歩舗装路を通しで走ることは出来なくても、堤防下の車道で走りつなげば、それなりに行けます。
これが面倒であれば左岸の荒川自転車道を選べばよしということです。


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*河川敷内はゴルフ場がひたすら続く

川越より下流域になれば、あとはひたすら惰性的に行くのみなんですが、この辺りで向かい風がどんどん強くなる。

風速5mは出ている感じで前に進みづらく20Km維持すら出来ない。

足弱なのに無理に踏むもんだから、右腿がつる始末。
先日の峠越でも、つらなかったのになー。


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*自分も1号機も疲れたんでバッタン休憩

この先、柳瀬川の合流点も近いんで荒川オンザロード?ともお別れです。

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*のどかに見えますが風が…

柳瀬川駅前の自転車店(サイクルボーイ)を休憩がてら覗いてから、家路につきました。

総走行距離74Kmの意外にも長距離なプチ?ツーリング。


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*青い線を上から下方向に走った(by カシミール)

今回は周りが開けているんで古いガーミンGPSでもオッケーでした。

Kumagayayanasegawa
*熊谷~柳瀬川間の縦断はこんな感じ(出発点の辺りは高度が怪しい数値)

概ね下り基調なのに足がつる異常事態でしたが、風速5mって時速で言うと18Km位になるんで、そんなもんかもね。


それにしても、セロー君の出番が減ってきた。

物事には旬があるんで、それはそれ自転車もバイクもどちらも面白いし楽しいけど、今は少し自転車に傾き加減という事。

そもそも、訳あってどちらも長期お休みしていたが、たまたま楽しめる状況である。
なので、面白いことは感謝して楽しむ、だけなんだなーと思います。

2017年9月25日 (月)

グリーンライン

どうにもクランク廻し中毒症状が止まらない。
ホローテックⅡBBのお陰か、困ったもんだ…


・チャリでは久しぶりの顔振峠

西武線沿線の小学校高学年が遠足で、多分よく行く「こうぶり峠(顔振峠)」。
なんでも、義経弁景主従が鎌倉勢に追われ、この峠で関東を振り返ったとかの伝説がある峠。

標高は500m位で、最寄り駅の西武池袋線終着駅の吾野は標高180m位なんで、標高差は約300m。(吾野は秩父線の起点になる駅)

因みに夏休みが余っていて、何かに使うしかない。
これもヤツが中坊となり、家族旅行に行く状況ではなかったからで、楽というよりは正直寂しい夏でした。

で、急に思い立ち、在る日夏休取得~
半日くらいの行程で、昔よく行った顔振峠~刈場坂(かばさか)峠を目的に、輪行で行くことにしました。

朝にしては遅い9時頃に池袋線乗車。
吾野に着いたのは10時半くらい。

東京近郊とはいえ、ここまで来ると山の空気で気持ちがよろしい。
思い切って来てよかった、と既に実感。


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*吾野駅前にて

さて、組み立てです。

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*タイヤを縛っていたバンドを外して…

平日で電車も空いてるんで、チョンボしてペダルつけっぱなし。

でも、どんなに空いていても公共交通機関に乗るのなら、少しでも突起物は減らすべきで、実はあることで反省しております、ハイ。


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*イキナリ登坂はきつい

吾野駅は標高180mですが、駅を出るとすぐに下りで10m位は損した感じ。
R299を横断してすぐに登坂です。

平場が殆ど無く、イキナリ、ハァハァ。
足が慣れていないからだと思ったんだが、後で調べたら、この最初の急坂10%近くあったようです。

それでも杉桧香る森の空気の中、心肺機能を最大限、しかも継続して動かす心地よさ。
キツいが、何だか浄化されていく感じ。

とりあえず標高500m越の顔振(こうぶり)峠まで、標高差300m登り一本調子。

途中時速5Km代まで落ちたものの、小学生の遠足の一団の声援を受けながら(^_^;)、止まらずになんとか乗り切りる。

峠直前で奥武蔵グリーンラインに合流し、峠の茶屋にとうちゃこ~


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*峠の富士見茶屋にはサイクルラックがあって少々驚く

汗だくですが、ここまで来ると山の風が気持ちいい。

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*毎度お世話になっています

顔振峠には休憩する店が二三ありますが、自分は富士見茶屋派。

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*吾野の露天掘り砕石鉱山が見える…雲が無ければ富士山も

何せ、小学校の遠足以来数十回はここに来ているハズ。
好天であれば富士山も見える絶景スポット。
茶屋で、数量限定手打ちそばを食す心地よさ。


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*風味絶佳…梅干しは食べた後(^_^;)

蕎麦もさることながら、付け合わせの香の物も味も色もとりどり。
ロケーションもありますが、相当にうまかったです、はい。


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*今日は、地元埼玉の子供たちのようです


・刈場坂峠へ

富士見茶屋を後に出発すれば、イキナリの下り坂、せっかく獲得した標高がもったいない。

もっとも、この先の奥武蔵グリーンラインは、上ったり降りたりのトレーニング向き?コース。

小学校の遠足の時、あちこちに重機があって山肌を切り崩したりで築造中だった記憶がある。

因みに、当時西武鉄道もコースタイムの地図を駅で配布してり、ハイキング急行なる列車もあったりで、ホントに手近なハイキングルートでしたが、グリーンライン完成後は車バイク自転車天国と様相は一変。

もちろん、グリーライン以外にもハイキングコースはありますが、ここは稜線を延々と行けるし、いざとなれば麓の西武秩父線にエスケープできるんで、ある意味手堅いコース。

ハイキングコースは車道に重なったり縫うようだったりですが、通過交通に気をつければ問題ない。
もっとも、山の稜線上で車に注意もなんだかなー、ですけど (^^ゞ

実際、部分的ですが家族で歩いたこともあったりしました。


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*こんな出で立ち

これから向かう刈場坂峠は標高800m超えなんで、単純には300mを登ることになると思いきや、登っては降りての繰り返しで結果ジワジワ登っていくコースなんで、地味に足にきます。

多分、登り300mではなく実質400m以上は登ることになるはず。
今回は半分くらいだけど、グリーンライン全体を通しで行けば相当にトレーニング向きだと思う。


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*開けたところ、下り坂手前で休憩

高山不動さんと関八州見晴台が途中にありますが、どちらもグリーンラインから降りたり登ったりなんで、ご遠慮させていただきました (^^ゞ

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*左が武甲山、右は鉄塔があるんで丸山かな?

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*この先下ってまた登り(急な下り道でなんで、ペットボトルが車止め)

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*シートバックには雨具、今日は要らないが習慣的に持って行きます

サドルがいつも間にかに皮サドル。
ジル・ベルソー(仏)なんですが、サドル遍歴に終止符打てれば良いんだけど…
うちに何個転がっているか、数えるのが怖い~

実際、慣しがてらなんでまだ々堅い。
今日はレーパン(パット入り)が下着なんで、問題ないですが素尻?だと結構きます。


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*やっと見えてきたゴール、あの明かるい所が刈場坂峠

正確に数えていないが、3~4回は50m近く下って倍は登る的な感じ。
心身を鍛えるのにグリーンラインは良い道場 (>_<)

今回、足も故障せず問題なく走破できたのも、ホローテックの剛性感が効率良いペダリングを実現したという事かもしれないけど…

実のところ、交換前のFSAの左クランク付根部が相当損耗状態だった。
これが、コクコク微妙に動く状況だった。

そんなクランクと比べれば、そりゃー何だってストレスフリー。
それに気づかず、というか増し締めでなんとか10年以上乗り切った?私は愚か者だなぁ…


あとは地味だけど、ペダル回転部のグリスアップも効いているかもしれない。

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*とうちゃこ2

この峠には、数年前まで峠の茶屋があった。
老夫婦がやっていて、柚味の味噌田楽とか旨かった記憶がある。

それもいつも間にかに廃業ですか…寂しい限り。


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*北関東の先の方まで見える(気がする)

ここは北が開けていて眺望がすこぶる良い。
このままグリーンラインを更に行けば、東秩父まで峠のデパート地帯。


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*ランドナーバーのハの字の開き具合が好きです

自分はここから正丸駅までダウンヒルなんで、グリーンラインとはお別れ。

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*スマホの方が色のりがよい

さあて、帰路につきますか。

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*くたびれた路面をくたびれたオヤジが下る (^^ゞ

急坂なんですぐに40Km以上は出そう。
平日とはいえブラインドカーブには注意を要する。


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*出過ぎで怖いヨ~

リアーブレーキの鳴きが凄まじい。
帰ったら調整しなけりゃ。


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*途中南方を望む、関東山地の東端の傾斜がよく分かります

下界に達し、R299の旧道(正丸峠に行く県道)に合流すれば、駅まではあと僅か。

R299の大カーブを四つほど過ぎれば秩父線の正丸駅。

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*駅前広場

この駅前広場、食堂があるためか車でもバイクでもヨッテラッシャイ開放的なところ。
何故か1日単位の有料駐車場もあったりします。


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*正丸駅にて

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*パッキング完了

パッキング、開梱ともに20分くらいかな。 (遅い?)

Aganoshoumaru
*古いGPSなんで林間は電波を捉えきれない

電池の持ちが異常に良いんで古いガーミンをログ取りで使用。
が、上のような有様なんで、今回初めてヤフーのルートラボに手を出した。


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*すごいぞルートラボ

距離23Km
標高差640m
平均斜度4%
最大斜度15%(ホントかいな)

1号機とともに良い息抜きというか、練習になった小さな峠旅でした。

練習というのも、4年ぶりにメンツが揃いそうだからなんで、本格的?なチャリツー近し。
さて、計画立案しなくちゃ…


・補足

ルートラボいじっていて、面白い機能があったんで補足。
区間を区切って、その間の勾配が表示できる機能なんですが、実に便利なんで、今回のルートのうち特徴的な部分をピックアップ。

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*顔振峠までの登り

最初の登りできつかったあたりを拾うと、やはり10%超えでした。

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*顔振峠~刈場坂峠までの登り

刈場坂峠の手前、異様な登りは15%!

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*刈場坂峠~正丸駅までの下り

下りなんで楽なんですが、反対に登るとすればこのあたりがキツいかも。

てな感じで、計画立てる際に使えるし、帰ってきてからの確認でも15%超えヤッタ、て感じで面白いし助かります。

2017年8月31日 (木)

奈良35(その3)

1日の事なのに、どうも長くなってしまいましたが、やっと最終回です。

・斑鳩への道

薬師寺から南へ向かえば、大和郡山。
郡山城跡の立派な石垣があります。

そんな城跡の周辺は住宅地。
そこを通り抜け、奈良自転車道に到達。


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*南に向かう斑鳩行きルートと、斑鳩から大和郡山への帰還ルート (地理院地図より)

奈良自転車道は、奈良から法隆寺までのコース。
緑色の路面標示などそれなりに整備されている。
止む無く細街路に入り込むような狭いルートも含まれますが、概ね走りやすくできている。


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*こんな感じが多い(大和郡山城址西側あたり)

大した距離ではありませんが、アップダウンもそれなり。
35度の気温の中では辛い状況。
これが春秋であれば楽勝移動距離なんですが…


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*法起寺が見えてきたら斑鳩です
(下の黄色いのはGPSロガーのガーミン60…古っ)


わーい、法起寺久しぶりぃ。(まだ幾らか元気)


・斑鳩

法起寺は「ほっきじ」と読むんですが、世界遺産がらみで「ほうきじ」と読むことになったそうです…調べてビックリ。

ここには、1300年以上前に建立された日本最古の三重塔があります。( 法起寺公式HP


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*講堂と三重塔

講堂は後の再建ですが、塔は創建当初からのものです。

ここと、法隆寺、薬師寺東塔、東大寺転害門くらいが奈良時代オリジンで、他は概ね焼けたりでの再建建造物…
1300年も、この長閑な風景に点のように立っている様は、奇跡的としか言いようがない気もします。

当然数回解体修理を受けているでしょうが、貴重な樹齢のヒノキを大事に保っている訳です。


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*このかわいい三重塔が1300年

斑鳩の法隆寺関係の寺の一つという事は、聖徳太子関連ということ。

最近、その存在を取りざたされている太子さんですが、この地に立てば飛鳥と一線を画すここに、政治力学的なポジション含みの若草伽藍があったのは発掘調査から事実。
そうなると太子さんの存在を疑ってもあまり意味がない気がする。
仮に架空としても、それなりの勢力、若しくはそれなりの能力のあった誰かが居たとしか考えられない訳です。


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*相輪は再建だそうです

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*肘木は法隆寺飛鳥風の雲肘木

蘇我氏と大王家の確執?
もともと、姻戚関係であったのが何故か政変、伽藍は灰燼…

その後、太子の遺徳を忍び、もしくは鎮魂のためか、法隆寺にまつわる七つの寺院が建立された。
死しても、それほどまでの影響力が形としてあったということで、それって、いったい何?


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*門前にて(暑くて真っすぐ撮れない…相当トリミングしてます)

境内を歩いて出れば、汗だくです。
手元の温度計も、35度のまま…


さて、法隆寺の前にもう一山。
法輪寺も太子さん関連寺院です。( 法輪寺公式HP


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*門前

止まると、汗がぶわっと噴き出てきて、ホント暑いですわー

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*昭和50年に再興、丹色がまだ強い

明治に焼失し基壇のみの状況であったところを、法隆寺、法起寺を参考に復元されたと聞く三重塔(だったかな?違ったら御免なさい)。
法隆寺的な雲肘木、柱のエンタシスが目を引きます。


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*日差しが…

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*復興三重塔

法輪寺を出て…

もうあきません、頭ガンガン熱中症寸前。
法隆寺は近い距離ですが、たまたま通りかかった店でエアコン休憩~


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*あいておもい、休憩

このお店、パン屋さんであるとともに、座敷でそれを食べられる…喫茶店ですな。
30分はクールダウンしました。



・法隆寺

最後の目的地、法隆寺。( 公式HP

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*法隆寺南門

何故だか、ここに至ると帰ってきた気がする南門。


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*遠くに中門が…

あいにく、中門は修理中。

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*写真で勘弁してください…


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*五重塔

すっくと立つ、というのはこういう事。

初層と五層目の辺長が2倍の関係であったり、相輪が全体の1/3の高さだったりで全体の比率が合理的な関係でまとめられている。
だからか、実にバランスが良い。
確か、初層の裳腰は内陣保護のため後に付けられたもの。


それにしても、写真が上手く撮れていないのは、暑さのせいか?
整理していて使える写真の無さに愕然…


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*大講堂

この大講堂前の空間。
伽藍内なのにやや登ることが、不思議なバランスを生み出している。

時間速度が違うくなるような、不思議な感覚に陥る空間。


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*金堂と五重塔

白鳳というより飛鳥の香り。

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*大講堂と徳川氏寄進の灯篭

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*最高の眺め

何故か落ち着く景観。
柱の摩滅したエンタシス、天井の虹梁…

この落ち着いた佇まいが、古代建築の素晴らしさを教えてくれた…
ある日雑誌で見た1枚の写真に導かれてから30数年。

唯一無二の回廊であります。


気が付けば身体に熱がこもり、やや危険状態。
もうほかに回る余力もございません。
夢殿すら行かずに撤退。

さて、今日のうちに帰京しなければならない。
近傍の駅までの自走、自転車のパッキング、京都まで近鉄での移動、新幹線で東京駅まで…と成すべき工程が相当あります。


当然、飛鳥方面も断念しました。

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*門前の喫茶店でいただいた葛切り

ひゃっこくて美味し。
黒蜜の甘さが、やや酸味のある葛と合わさり、歯ごたえ喉越し宜しく頂戴できました◎

吉野本葛ということで1Kですが、たまの贅沢OKかと思います。

ここでも、エアコンの真ん前で30分はクールダウン。
そうしないと、次の動作に移れない (>_<)


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*斑鳩から大和郡山方面に向かう (地理院地図より)

法隆寺さんを後に出発。
なので、堂塔の適当な解説も以上です。
(詳しく塔を解説しているHP、ブログも多数ありますから、興味のある方は色々探訪してみてください<(_ _)>)


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*富雄川を遡上

近傍の近鉄といえば筒井駅ですが、その一つ先近鉄郡山駅を目指します。
暑いと言いながら、走り足りないみたいで (-_-;)


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*富雄川沿いの奈良自転車道

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*案内板やっと発見

案内を見れば、今回行けなかった飛鳥方面へのルートもあり興味は尽かない。


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*ずーっと、こうだといいのだが…

上のような状況は川沿いと、一部幹線道路沿いですが、全体には走りやすい方だと思います。
もっとも、歩行者もそれなりに居ますからスピードは程ほどにしないとね。


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*走行状況、お見苦しい絵ですみません (^^ゞ

ご覧のように短パン(薄パットつき)、ハーフクリップ、長袖。
足焼こう作戦?
でかいカギは重くて余計だった…

さて、とうちゃこ、近鉄郡山駅。

駅前狭いんで、人目がやや気になりますが、ダラダラとパッキング。
走っているうちは風が当たるためか、熱代謝が問題ないけど、止まると身体がゆうこと聞きません。


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*近鉄郡山駅前にて

駅前の狭い711で氷系を補給。
急場を凌ぎ、この旅3回目のパッキング完了。

走行距離たったの35Km。
気温も35度。
形的ではありますが、見たいものもおおよそ見れたんで良しでしたが、暑さキツカッタ。

奈良、涼しい時期にもう一度…
山の辺の道とか走りたいもんです。


因みに、京都駅で新幹線6本やり過ごしました。
なんで、って最後尾席の後ろが空いてなくて…(^^ゞ

最後は親切な人に譲ってもらい助かりましたが、輪行の途中駅乗車は難しいなぁ。

2017年8月21日 (月)

奈良35(その2)

暑さはバイクでも自転車でも同じ。
然しながら、自分エンジンな自転車は体内から熱を発生するんでキツイ…
当たり前か… (>_<)



・朱雀門から西ノ京へ

大極殿を後にし、丁度真南とーくに見える朱雀門に向かいます。

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*朱雀門は大内裏の南門、この手前を近鉄電車が走り抜ける!

この広大な空間、今でいえば霞が関の官庁街…
とにかく広い。


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*朱雀門裏側

近鉄奈良線の踏切は公園内の踏切、という不思議さ。
元は畑の只中だったハズ。
渡れば直ぐに朱雀門の裏側に。


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*表側、門の両側には築地塀

こういう二層式の大きな門を見ると芥川の羅生門とか、手塚のどろろを思い出してしまう。
二階に何か居そうで…

今の朱雀門には警備員さんしかいません (^^ゞ
因みに、警備員のおじさん達、衛視の格好の方が似合うと思うんだが…仕事にならんか?


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*朱雀の方角を向く門

朱雀は都城の南。
この南には、更に平城京の条里が続いていた…


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*朱雀門に限らず、奈良の屋根には火除けの鴟尾(しび)が多い

都大路が南側から宮中へ至る正面になる象徴的な門として復元建物第一号。

30年前も、色々思うところがあり、また薬師寺の復興伽藍が見たくて奈良に来た。
偶然に立ち寄ったというか、表通りから丸見えなんで気が付いた朱雀門。

天平建築が新たに建てられている事実を目の当たりにして、何か新しい時代に入ったかの様な感じを受けたような記憶がある。


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*驚きの施設?

朱雀門の前面側に、とうとう一般受けするものが出来そうです。

平城宮の復元建物は、当時の形に忠実に有れとばかりですが、確かに観光として来てみても、同一敷地内とは言えそれぞれが離れていたり、歴史の授業みたいな施設ばかりだったりで…

屋外の博物施設を目指しているようなので問題ないんでしょうが、観光バスを寄せるスペースだって儘ならなかったり、土産物の売店も見当たらない位ですから、サバサバ感も流石国営クラス。


流石に観光都市奈良の名折れと思ったか、30年経ってようやく平城宮跡拠点施設の完成なのか?

とにかく、リアル度からすれば平城宮跡の各施設の博物ポテンシャルは相当のもの。
相当な経費を投入しているとすれば、観光資産として稼いでもバチは当たらない。(維持費だってかかるし)

歴史に忠実である施設だからこそ、もっと寄れる見られる、なスタイルを確率するためやれることはあるんじゃないか、いや一種のテーマパークだよ、これ。
だからか、一部の歴史好きだけでは勿体ない、とも思ったりする訳です。

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*右上が出発地(GPSロガーON)で青い線で南に向かう (地理院地図より)

さて、少々時間を使ったんで、そろそろ西ノ京へ向かいます。


・唐招提寺

自転車で30分位も走ったか?
見覚えのある景色に至る。

ここは中国の高僧、鑑真さんで有名。
教科書でも信念の人で取り上げられていますが、大和の国に仏教の戒律を体系とともにもたらした、所謂日本仏教の祖の一人。

鑑真さんはやっとの思いで、しかも失明してまで日本に着き、東大寺で戒壇という仏教で大事な儀式を日本で初めて執り行い、その後何事かあり西ノ京に追いやられてしまった、だったかな…

平城京の西側、西ノ京と呼ばれるこの地に唐招提寺として、以来1300年間居る訳です。

因みに、以降は全編寺院関連です。
抹香の世界故、興味のない方はご勘弁してください (^^ゞ


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*南門手前、道が少し広がっている

既に見慣れた入り口前、お土産屋さんが増えている?

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*1泊分以上の着替えが入っているフェアウエザーのサドルバック

必要な土産物Getと、昨晩洗濯した着替え類を一緒にクロネコで家に送ってもらうことにした。
これで、幾らか軽くなります。

さて、唐招提寺も4年ぶり。( 公式HP

相変わらず丹が残る南門は昭和35年に天平様式で再建。
丹塗りの残った部分と、滅失した部分の対比に目が行くが、これも古建築の特徴。


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*南門で拝観料…

拝観料とお賽銭はケチらない…(あくまでも自分基準の中でですが)
抵抗感のある方は奈良京都には向かない気がする、ていうかハナから来ーしませんがな…とは、言い切れませんけど。


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*唐招提寺金堂…天平の甍

単純な自分の頭では有難い景色である。
美しい、と言えば簡単だが、時間的な存在感?空間的な静寂感を強く感じてしまう。
そんな美しさ、と言えばよいのだろうか。

建物ではなく、釈尊の考え方を学ばんといかんがな…
なんて声も聞こえてきそうですが、これも何かの縁。

来るたびに、何かの仕切りが変わるというか…一瞬立ち止まり自分の生き方を考える…そんなきっかけのようなものを頂ける場所。

そういう処が自分の中での奈良なのかもしれません。


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*気持ちいい風があるときは、幔幕が堂内から外にたなびきますが、今日は?

つい10年位前に平成の大修理を終えた金堂。
修理したぞ、みたいな修理ではなく、古色で見た目判らなくしてある。

本来は古代建築なんで丹塗り。
赤・朱色で材の保護を兼ねた塗装が施されていたのが、100年もすれば分からなくなる。

ところが、軒の奥深くに1000年を超える丹色が修理の際に発見されたりするそうで、そんな話を聞けば意識はもう1300年前に…
殆どタイムマシンの様な建造物。


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*この角度も良い

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*そして特徴的な柱

柱は、本来ややエンタシス形状だったのかな?
長年の風雨と人々との邂逅により痩せてきている。

また、長い柱なのに微妙な安定感があるのは、僅かな上部の内倒れ設計という、見る者への心理までも計算した高度な技能。


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*鼓楼と礼堂(らいどう)は鎌倉時代

実のところ、湿度が絶好調?で最高に暑い。

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*これだけが涼

本来であれば、見どころも多いのでゆっくり廻りたいところですが、移動が人力故この辺で失礼させてもらいます。


・薬師寺

薬師寺は唐招提寺の南側、距離的にはそれなりですが並ぶ配置。( 公式HP

何時もの様に(概ね5~10年おき位ですが)南門を訪ねれば景色が違う。
東塔がシートに覆われていて見えない。


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*中でどんな修理が行われているのか?

修理はあと3年位かかる様です。

そのころまで元気ならば、再び素敵な姿を拝めるというもの…なんてね。


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*中門は少しは色あせてきました

南門を入れば直ぐに復興された中門があります。

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*回廊の後ろに見える西塔

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*阿形

極彩色、中門の二天王像。

こちらも、お目にかかる度に少しづつ色あせてきています。
最初見たときは、リアル極彩色で驚いた記憶があります…


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*吽形

薬師寺は天武・持統天皇により発願された皇室ゆかり深い寺院ですが、既に1300年が経ち修二会(花会式)や写経道場などにより、広く一般からの信仰も集めている。

古い寺院であることと同時に、白鳳伽藍の復興に取り組むなど、これからの奈良寺院の方向を示しているかのようにも見えます。


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*昭和に再建された西塔

西塔は東塔と違い復興された塔。
中間の小屋根である裳階(もこし)は数えないんで三重塔になります。

なんでも室町時代に焼け落ちて以来の再建なんで、500年くらいは東塔1基だったことになる。

今は修復で覆われてしまったので比べにくいが、屋根のカーブの案配が東と西では違う。

法隆寺の宮大工で復興を指揮した西岡棟梁は西塔の復元に当たり、当初の形の再現を重んじたようで、東に無い連子格子が有ったりで比べると面白い。

凍れる音楽と評された塔天辺の有名な水煙。
ここの飛天の意匠はおそらく同じだと思いますが、相当の望遠がないと細かくは写らない。

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*金堂

百万経の写経勧進により、昭和51年に400年ぶりに復興した金堂。
未だ強いヒノキの香りが堂内に満ちている。


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*独特の屋根「裳階(もこし)」は東塔のそれに倣ったとか

それにしても、独特の壮麗さがある。

江戸期の建築の様な飾り満載ではないのに華やかに感じる不思議さ。
天平様式の唯一現存する東塔の形を生かし、他に例を見ない無二の金堂。


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*大講堂

大講堂も東塔、金堂同様に裳階をまとう姿に再建。

この大講堂は以前は江戸期の小さな建物でした。
何処でもみられる様な質素な感じで、これといった特徴もなかった記憶があります。

金堂と同じで平面形以外は本来の姿が不明であり、そこは平城宮大極殿と同じで定まった様式から推理を巡らして復元されたということです。


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*縁起

大講堂の後ろ側には、最近復元された食堂があります。

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*食堂(じきどう)

食堂内は現代的な建物空間として構成されている。

薬師寺伽藍の北隣に玄奘三蔵院があり、ここの大唐西域壁画の作者である平山郁夫画伯からバトンを受けたような、長安から平城京までの旅路が壁画として納められている。


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*食堂わきの回廊

回廊は南と北側のみで東西は半分出来ていない。
返って開放的ですが、いつかは繋がりロノ字になるんだと思います。


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*講堂、食堂の距離感

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*複廊式の回廊

東側回廊の南寄り外側。
有名な法隆寺の回廊とは違い、内と外に同じ構造の通路が続いていて、間に白壁と連子格子の仕切りが付く複式回廊。


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*中門柱の表面

この辺りの材はヒノキ。
平成に入ってからの復興はヒノキが手に入らなくなり、本来と違い代替えの材を使用しているとのこと。

木材の場合、簡単に言えば樹齢=材の寿命ということで、仮に2000年の樹齢の材が使えれば、その材は建築後2000年持つという事らしい。

それが証拠に、雨や地震で弱った部分の修復をしながらだが既に1300年余にもなる東塔。

因みに、古材でも表面を薄く削れば新材のような状態が見られるらしい。
だからか昭和に復興されたこの柱も、ヒノキのにおいがブンブンする。


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*中門から

来るたびに創建時に近づく薬師寺。
3年後、修復された東塔の姿も楽しみではありますが、最後に全体がどんな姿になるのか。

正に仏教文化の美術館と言ってもいいような寺院です。

それにしても、木材の使用量は相当のもの。
なので、それらを無駄にしないよう火や風などに負けずに、この姿を長く保って頂きたいものです。

本来であれば、より北側にある玄奘三蔵院伽藍にも参るべきですが、時間と温度の加減?で見送っています (^^ゞ

この辺りで、正午。
お次は若干遠い法隆寺さんです。

(その3)に続く


2017年8月11日 (金)

奈良35

やってまいりました、暑い夏が…
夏ですから暑いのは当たり前ですが、ことしは特別イヤー


・彦根の松原

もう25年にもなりますが、手伝いと称して巻き込まれ、離脱したと思ったらまた巻き込まれの行事が、鳥人間コンテスト。

あくまでも限定サポートですが、モー大変行事。

今年は出場寸前の7月に入ってからの参加でしたが、暑くてその都度熱射病にやられたりで…

そんなこんなで、出場前日には会場入り。
本チャンメンバーではないんで、我がままで単独行動自転車付き (^^ゞ


Dsc_0901
*前回から4年ぶり新幹線輪行、後方席隙間が定位置ですが混んでると難しい(^^ゞ

午前10時過ぎ、米原着。

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*米原駅出たところ、さあ組み立て…

着いてホッとする間もなく、自転車(1号機)組み立て。
駅から会場まではで15分くらい。


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*鳥のプラットフォームと我が青春の1号機(ウソ)

ご存知の方は少ないと思いますが、この大会はTV局の著作物の塊。
判りやすく言えば、放映当日までは映像の流出は御法度。


なんで一泊の後、当日の結果は…
はともかく、気温35度の中、後片付けが完了すれば晴れて自由の身 (^^)/


Dsc_0907
*松原水泳場にて1号機、変な2色巻きバーテープ等あちこち変更点が

関西withチャリは四年ぶり。
暑くてヘロヘロですが、行きたい処へ行きますとも…


・そして奈良入り

その日のうちに新幹線で京都へ。
そこから近鉄の普通の急行で、近鉄奈良一つ手前の新大宮で下車。

実のところ、ここまでの移動は相当辛かった。

多分熱射病気味であることと、連日の製作疲れでヘロヘロ。
やっとこ輪行袋を担ぎ、陽焼け真っ黒爺さんがでふらふらで着いた有様。

その新大宮駅ですが、平城宮跡の近くで、周辺は完全に普通の住宅街の駅前。
目の前に今日の宿の「スーパーホテル」があるんで、駅=宿で助かった。

その夜はホテルのランドリーで汗まみれの洗濯物処理と、TVで「ここさけ」をみてカンドーしたりで、後は爆睡。

さて、翌日は日曜日。
天気は雨降りそう模様なんで、朝食後ゆっくりし9時過ぎ出を決め込む。

因みに奈良は好きな所ですが、夏は勘弁の盆地。

たまたま鳥コンで関西に来たから、一石二鳥での奈良巡り。
奈良が好きというのも古寺が好き、というよりは古代建築好き、というのかな。

そんなもんですから、今日の目的は「唐招提寺」→「薬師寺」→「法隆寺」、余力があれば飛鳥方面という計画なんですが、どーですかね?

さて、ホテルの部屋で輪行袋から1号機の組み立て。
エアコン効いていて良し!
ホントだったらホテルの外で、なんでしょうが、大目に見てやってくださいな…
勿論、部屋の壁やシートに汚れが付かないようには気を付けてですけど (^^ゞ


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*ホテル前にて

今回の旅に合わせて2点ほど寸前に改修点があったりします。

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*なんちゅーかサンダル、もといフロントキャリア…

良く見えてませんが、日東のフロントキャリアM-12を1か月前に導入。
ランドナー的な形として有った方がいいかなで購入。
が、今回はサンダル固定装置と成りましたが、これはこれで大いに実用的で有りです。

実のところサンダルは、鳥コン手伝い時に必要があったから持ってきただけで、サイクリングには不必要 (^^ゞ


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*流行りのバイクパッキングとか言うやつ

サドルバックは9リットル位は行けるフェアウエザーの製品。
着替えが相当入るんで、ディパックの負担=肩背中の負担が減らせる。

問題点はカンチのブレーキケーブルとの干渉。
今度ガードチューブ付けなくちゃね。


さーて、いよいよ出発。わくわく…(^^)/



・平城宮跡

最初の目的地、唐招提寺はココから南西方向ですが、その前に平城宮跡を少しだけ見ようかと思い、北西に向かって適当に進めば、住宅地に隣接していきなりこんなん有りました。

Imgp4623
*東院庭園西端の築地塀…断面ですね

ここから、古寺古代建築めぐりの始まりです。

この平城宮の復元建物群、というか大公園。

平城宮跡を発掘し、建物基壇や礎石のみを配置したのが確か当初の姿。
その後、南面の朱雀門の復元を皮切りに、この東院庭園や第一次大極殿を再建。
ここまででも相当の経費労力が費やされていると思うが、世界文化遺産になったり、遷都1300年記念事業もあり結果オーライなんだと思います。

30年近く前の凍てつく冬。
単身で訪れたときは、朱雀門だけだった記憶があるが、随分と賑やかになったもんです。


Photo
*奈良文化財研究所発行の平城宮跡資料館のパンフレットより
 (東院は右下にある方位の上にある赤い建物)


東院( 公式HP )の中に入れば、いきなり池の際に建物が目に入ります。

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*東院庭園の正殿(北側より)

正殿には舞台があり、復元の折には雅楽と天平の舞いなども催されたようです。

庭園に左程の興味はないんですが、中をぐるっと一周。

古代建築を従えた庭園は珍しいというか初めてお目にかかります。
江戸期の庭園は東京にもあるので良く見たりしましたが、この庭園の木々は自己主張せず、あくまでも脇役。
当時は木々の間を巡り季節を感じるなんてことはなかったのかな?


Dsc_5063
*一隅にあんなのが…

二階屋、屋根上には鳳凰…
マジすか、本当?
どうも平等院を参考にした復元とのこと。

古代建築の基本形は建造時から残っている法隆寺、薬師寺東塔、東大寺転害門などが事実上の生き証人で、それにより様式・構造が判る…逆に言えばこれらは平城宮の官庁建物を模して作られたということらしい。

平面形や柱の大きさなどからの想像による復元でも、突飛な形になるハズもない、ということらしい。


Dsc_5071_2
*八角柱の表面(広角で歪んでます)

上の写真、柱の仕上げは古代建築特有のヤリ鉋仕上げ。
決して雑な仕上げというわけではなく、現代使われている台鉋が誕生する前はコレしかなかった、ということを再現している。
それに、これだと水をある程度弾くので、材の持ちが違う。

電動プレーナーでは組織がむしり取られミクロ的に組織が毛羽立つが、日本の鉋では刀で切った様に綺麗に落されることから、不要な水分の侵入が少ない。

実際復元作業では、粗は電鋸で形を作り、最後に仕上げをヤリ鉋でまとめる。

この辺りは「木に学べ」(西岡棟梁)の受け売りです <(_ _)>


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*発掘された柱に新たに継いだ柱

水没している木材(鉄でも)は腐り方が異常に遅くなる。
安定した環境ではそういう事らしい。
なので、没していた部分は残ったりする。
知識的にはそうなんだけど、奈良時代の事なんでホントかいなとも思ったり…


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*いい加減じゃーないよ

さて、図らずも巡ってしまったが半ば観光故、コレも良し。

東宮庭園を後にし、お次は大極殿を目指します。
広大な敷地である平城宮跡の東の一隅から、北側の「中心地」へ。


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*縦横に走る公園内通路…広いよー

適当な間隔で走る園内通路を漕いで行くと…

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*あれが大極殿正面

遷都1300年記念行事にも使われた第一次大極殿(復元)が遠くに見える。
なお、個人的には4年ほど前に家族旅行で来たんで既知。


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*見えてからも、やや遠い

午前中ですが、既に暑いぞ。

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*大極殿裏側につけました

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*サイドビュー…正面の写真撮ってません (^^ゞ

上の写真、良く見ると高御座がチラと見えます。

で中、入れます。


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*軒の木組み、三連の肘木が深い軒を支える

大王(天皇)が政務を行う、ではなく特別な儀式に用いた建物が大極殿。

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*ガラス玉の宝珠

古寺と違い、意匠が凝っている。

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*木枠内に文様、これが天井全面に

中に入ればボランティアの方が、色々説明してくれます。
先を急ぎたかったのだが、先生みたいな方が丁寧なもんだから最後まで世話になってしまった。

自転車で走ってきたからか、エアコンの無い空間だからか、汗ダラダラで聞いてたところ「暑いのにえらいご苦労なことですなー」などと言われ… (-_-;)


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*国家事業なんです

朱塗りということも有りますが、沖縄の首里城も雰囲気似ている。
軒の深さが違うなどプロポーションの違いはあるけれど、約1000年前の中華世界の木造建築が手本だからでしょう。


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*高御座(たかみくら)

1300年の昔から進んだものを見れば此れを取り入れ、必要に応じ再構成し技法を継承していく日本の文化。
コピーとは違い、環境に応じ最適化された形がここにある。

もっとも、現代と違い経験のみで積み重ねているためか地震には若干弱く、故に今の耐震技術が部分的に(見えないところで)取り入れられているそうです。


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*天平の甍ならぬ平成の軒

暑いのと、連日の疲れが溜まっていてか、昼前なのになんだか既に息切れ。
こんなんで唐招提寺、行けるのか~

(その2)に続く


2017年7月17日 (月)

改修の2号機(補足)

2号機改造も終わったハズでしたが、やり過ぎの余波が収まらず、5月から6月にかけて追加改造~ (^^ゞ


・割と目立つ部分

バイクを使わない通勤時の駅までとか、近所の買い物や借りている農園までですが、それなりに活躍中の2号機。

そんな中、片道20Kmの世田谷上馬のブルーラグに再び遊びに行きました。

目的は鉄ステムのGet。
色々考えた結果、既存のアルミステムを変えることにしました。


最近の普通のステムは、スレッドレス(アヘッドタイプ)でOS(フォークコラム径がφ28.6)のアルミ製が主流。
大昔のフォークコラム径はSTD(φ25.4=1inch)サイズが標準、というかそれしかなかった。
それもMTB全盛の前半までで、その後の標準はアヘッドOSに移行する。

2号機のフォークはスレッド(ねじ切り)タイプ故、ママチャリな一体型のアルミステム。
それも、スレッドコンバータを入れることで、アヘッドタイプのステムが導入できる訳です。

そーなると、選択肢が広がるんでポジションUPを狙い、下の「かち上げステム」となった次第。


Imgp3814
*通称かち上げステムの日東MCR-65と、同じくスレッドレスコンバータ

35度という大迎角。
ハンドルクランプはオープンですが、φ25.4なんでフラット系のハンドル用。(ドロップは普通φ26.0なんで付きません)


Imgp3815
*日東ブルーのシール付き (^^)/

相変わらずのきれいな溶接とスーパーダルメッキ仕上げ。

因みに、ダルメッキというのは、多層化した厚膜なメッキとのことで、錆とは無縁なタフな奴らしいです。

自分は、このやや青みがかった独特の鈍い光沢が好き。

1号機の前身であるアラヤのマディフォックスのスレッド用のステムを交換したのが、この仕様に似ているリッチーフォース…トムリッチーブランドを冠した、当時先端だった?日東のMTBステム。

あれから、30年近く経過しましたが、再び日東製品を買う時が来ようとは想像だにしていなかった…

というのも、ここ10年位はロード大流行りで当然軽量なものが主流。

日東もスチールばかりではなく、アルミ製のものも出していますが、外国ブランドのパーツと比べると、分が悪い…値段の割に何故か重いんですね。

最近分かったことですが、相当の耐久試験を行っているらしく、そーすりゃ重くなりますわな。

安全は金で買えるのか?
実は重さでも買えるのかもしれない…

見直されている日本品質がここにもあるようです。

自分も軽い部品優先の時期が確かにありましたが、 シムワークスが語る日東 のHPを見て目からうろこが落ちるように、何かモヤモヤしていたつっかえが取れ納得してしまいました。

性能(軽さ)だけで語るのではなく、長期間確実に機能するか。
それこそがmade in japanの証なのかもしれない、なんちゃってね。


Imgp3822
*新旧、軸から見ればやや手前だが角度は上向き

ウンチクはともかくとして、シッカリした見た感じからも安心感が伝わってきます。

Imgp3824
*スレッドレスコンバータ

スレッド(ねじ切り)のヘッドパーツの場合、スレッドレスコンバータを使うことでアヘッドステムが使える。
ステムの選択肢は増えるが、その分重くなるのは止む無し。

2号機の場合、STD→OSのスレッドコンバータになる。
元のSTD部分はφ25.4の内径であるφ22.2、OSであるアヘッドステム部分がφ28.6の組合せとなる。
(φ22.2(7/8inch)→φ28.6(1・1/8inch)の製品という意味。少々ややこしいし、他にもいろいろパターンがあるので要注意部分。)

Imgp3825
*へへっ、この角度、スゲェー

此処の取り換えは楽。
スレッドコンバータのウス(三角のアレ)にグリスを塗るのと、差し込み上限を守ってシッカリ締めればよし。


Imgp3844
*換装後

で、乗ってみてビックリ。

手に伝わる振動がマイルドになっている。
換えて大正解 (^^)/

従前のアルミステムは肉厚でガッチガチ。
この鉄ステムは薄肉で、ハンドルに力を加えるとクニャっと動く感じすらする。
あくまでもフィーリングですが「撓(しな)るんです」。

これも弾性限界の高い鉄だから出来る芸当。
アルミはこれが低いため、肉厚化するか大径化しないとポッキリしやすくなる、という素材の性質が、乗り味として表面化したという事のようです。

もちろんアルミもヒートトリーテッド(焼き入れ)や、素材を高強度7000番台などで薄肉化しているものもありますが…

もちろん振動吸収という点ではカーボン素材のほうが向いていますが、鉄の場合ラフな扱いにそれなりに耐えられるし、価格の点からもバランスが良いと思う。

なんだか、スチール大絶賛ですが、逆に言えば高剛性ではない故、力の入る勝負向きでは無いのも事実…

だが、現実的には、当方これからの老後…体に優しいことと、耐久消費財を自由に買えなくなるとすれば、タフで長期の使用に耐え、しかもそれなりに所有欲を充足できる「鉄」は、有りだと思います。


・二本足

スタンドが車体中央、ボトムブラケットの後に1本足を付けていた。

これも10年近く蹴飛ばしに耐え、たまに物理配置から左クランクとガッと衝突なんかして酷使してきました。

で、ブルーラグでついでに購入した二本足スタンド。


Imgp4318
*スイス プレッチャー社のダブルキックスタンド

アルミ鋳物?
一見柔らかい感じですが、しっかりした作りで5K。


Imgp4319
*取り付け金物などなど

取り付け金物は2種類で、何れかを使用。

Imgp4320
*不思議な可動機構

後ろを少し持ち上げて、そっとキックすると二本足が一本に収まる不思議機構。
前から気になっていた二本足。


Imgp4321
*旧、おつかれさま

この1本足も悪くはなかったんだけど、最近くたびれ気味で何度調整しても伸縮部が縮み気味で閉口していた。

クランクを回すと衝突するのは最初からでしょうがないけど、プレッチャーを見ちゃうと、もうあきません。


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*新

この形が良いんだよね。

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*取り付け部、このサドルが憎い

2号機はもともとフレームにセンタースタンド取り付けステー(穴付き)が直付けなんで、実に取り付けやすい。

そこにプレッチャーの黒い部品(エンプラ?)を介した金物で固定ですから、しっかり感は相当です。

因みに、フレームの穴付きステーは、ミキスト系などの街中乗り寄りの車体にはよく付いているみたいで、ロードではあまり見ませんが…


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*適当に足を切って、ゴムキャップ装着

車体に適合させるための足切りは意外と難しく、切断面の角度に迷い最後は金やすりで仕上げる始末。

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*収まると実にスマート

問題があるとすれば、2号機の場合重量バランスの関係でスタンドを立てると前上がりとなり、ハンドルがキョロンと切れたがること、くらいかな。

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*本当に完成

2号機も随分とやっちまったが、すごく面白かったから良し。
もう当分いじる理由も見つからないでしょう。

と、おもいきや今回の改修で得られた知見?を無駄にしないため、というか勢いに乗り?忘れていたかのような1号機の改修に着手することに相成りました。

それさえ終わらせれば、もうあと10年位は自転車大改修の必然もない。
(実際1号機は10年以上手出ししていない…)

多分、持ち主インターバル的には本当に完了となる気がする。(ホント?)
実は、これを書いている段階(7月)で1号機の改修はほぼ終わっていたりする訳で…(^^ゞ

懲りずに、改めてレポートしたいとも思っています。

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