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2019年5月26日 (日)

どーしても見たかったので…

ある日突然、薬師寺東塔修理作業所の現場公開を知る。
行けるのか?などと迷うまでもなく「万難を排して行く」との当然の結論に至る訳です (^^ゞ

※今回全編奈良寺社ものですので、ご勘弁のほどお願いいたします~※

・1泊1日

夕刻、東京駅出立。

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*脱出…的な旅立ち

10連休前日で新幹線自由席に幸い座れたものの通路にも人、人。
京都からは近鉄の急行で午後九時頃に奈良新大宮着。

2年前に泊まったホテルに再投宿…安いしね。
なお、今回はGW中の移動であることと、時間の関係で自転車輪行はナシ。
当初セロー君お出かけも検討したけど、10連休にも関わらず使える時間はたったの1日。
なので道中楽しむ余裕は無いだろうし、それどころか目的達成の困難も考えられる…
故に新幹線 (^^ゞ

そうは言いながら、翌日の予定は薬師寺1本狙いというのも勿体ないんで、優先順位的には薬師寺→法隆寺→興福寺→東大寺…までかなー


薬師寺

明けて、八時半に宿を出て近鉄西大寺経由で二つ目、西ノ京駅下車ですぐに薬師寺着。
東塔修理作業所見学の整理券を貰ってから、待ち時間で何時ものように堂塔見学。

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*昭和再建の西塔

約2年振りとなる薬師寺の堂塔。
この眺め、そもそもの歴史の重みもありますが…
伽藍再興に賛同する現世代の人々の心の有り様が、1300年前の創建当初の願いとは違う形で昇華したもの。
感慨深いなぁ、などと勝手に思ったりする訳です。

荒れ寺同然と言われたところからの過程が物語。
写経による浄財で出来てしまったといえばシンプルですが、技術的な復元の背景を知ると、その道程に感嘆するばかり。

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*小屋根は裳階といい、数えないので六重ではなく三重となります

珍しく西塔内陣が公開中でした。
中には木彫り?のお釈迦様の生誕から入滅までの4面の彫刻が飾られています。

世界的にも貴重な桧原木による塔。
それを用いれた東塔が最後でしょう…
あとは1000数百年、巨木に成長するのを待つしかありません。


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*金堂裏、食堂との間がコンサート会場

最近はこういうソフト?なイベントも行われているようです。
連休初日のこの日は、季節外れの寒さでフリースというかコートが欲しいくらいでした。
このコンサートどーなったんでしょうか…


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*東側回廊の端が東塔見学の受け付け

お待ちかねの東塔修理作業所見学会は1時間くらい待ってから。
整理券順でヘルメットを貰い場内へ。

中の様子ですが、SNSにはUPしないで下さいとのことでしたので、写真は撮ったものの残念ながら…

そー言えばブログはSNSなのか?
広義ではそーらしいんですが、どーなんですかね。

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*修理作業所を覆う素屋根

東塔修理は不等沈下や材の老朽化による長年の歪みを直すため全面的な解体から始まった。
基壇のRCによる再構築(RCの寿命の方が心許ないが…)、軒垂木など端材の腐食部分の交換などと見た目以外の詳細は判りませんけど。

あれは交換した材かな?
そうは見えても実は腐食した部分を切り落とし奥に隠れている部分引き出したのかもしれずで、垂木は4~5本おき位に端部は新しくなっているように見える。
それでも他と判らぬように古材の色が施されているので、どこが新しいのかよく見ないと判らない。

前回(明治)から数えて110年目の解体修理では、新築の西塔のような丹塗りにはしないようです。
なお、中の様子は別に提供されていますので、宜しければそちらの方(朝日新聞デジタルのリンク)をどーぞご覧ください。


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*この視点での西塔は普通拝めません

現場内から外を見れば、隣の西塔の普段見られない角度で拝めるという特別感覚。

因みに解体修理の足場は重厚な鉄骨二重フレーム…恐らく今の耐震基準にも合致しているんでしょう。
そもそも、足場ごと何かあったら文化財保護どころではありませんからね。


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*回廊に置かれた組み物の模型、嵌め込み式で原則釘を必要とする構造ではないとのこと…

30分くらいは上で見ていたでしょうか。
何時までいても仕方が無いというか、後の人が登ってきますから退散です。

東塔はこれで構造部分が完成、あとは仕上げ?を残すのみとなり1年後には落慶とのことです。
築年数は違えども東西両塔が再び揃うのが楽しみです。


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*伽藍の中心に位置する金堂

金堂の入り口でお坊さんが呼び込みをしているので、ご本尊にお参りがてら中に入れば法話が聞けました。
薬師寺さんのお話は修学旅行などでも定評があり、簡単に言えば飽きさせない楽しい話。(小ネタが多い~)
勿論釈尊に繋がる生き方・考え方などを平易に説いていただけるので、飽きなかったというのが正直な感想。


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*講堂の屋根に乗る火除けの鴟尾(しび)

この後、講堂から食堂を経て隣の東僧房でお土産など少々買い込みます。

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*真新しい食堂(じきどう)の軒が絵のように美しい

さて、この旅の目的は達成したので、ついでと言っては失礼ですが、隣接する玄奘三蔵さんの伽藍に参ります。
6年ぶりくらいかな?


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*薬師寺伽藍北面の出入り口から、車道を挟んで玄奘三蔵院が望める

・玄奘三蔵院


玄蔵三蔵とは、言うまでも無く三蔵法師のこと。
天竺(インド)までシルクロードを伝いアフガンを越えたどり着いたときには、お供の数は僅かとなるくらいに減っていたという苦難の末たどり着いたといわれている。
夏目雅子や堺正章がどーしてもイメージ強いんだがTV見過ぎ…(^^ゞ

苦行の果てに経典を唐まで持ち帰り、その後の中国日本への仏教発展に大きな役割を担ったということです。

その三蔵さんのご遺骨が戦時中日本に分骨され埼玉のお寺にあったものを、シルクロードの東の果て奈良に頂いて、伽藍を作ったと言うことです。
そもそも薬師寺は法相宗という宗派で、三蔵のお弟子さんが唐で起した宗派に繋がる縁でもあります。


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*伽藍正面

仏教界のことはよく判りませんが、偉業を成した方であるということに間違いありません。

因みに、この伽藍の真北に歩いて7~8分のところに唐招提寺があります。
三蔵さんが故国から西に向かったように、鑑真さんは故国から東に向かった…約100年の開きがありますが、どちらも仏法のために命を賭したわけで、これも不思議な縁と思えます。

さて、回廊に囲まれた伽藍の中心にお堂があります。


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*南門正面の両側にある石碑

全体が何か折衷的な不思議な印象があるのは、この中華的な石碑が門番のように居るからかもしれません。

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*左のもう一対には由来

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*中華風のカメさん…玄武?

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*門のなかには夢殿のような八角堂…玄奘塔

ご遺骨安置されているのは、この中なのでしょう。
因みに玄奘塔の扁額に「不東」と書かれています…(上の写真では小さく写っている)
天竺へ向かう道中、窮地に陥った三蔵さんは、目的を達するまで決して故国(東)に帰らないと、自らを戒めたという話です。

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*撮っちゃ行けなかったか不明ですが…

この玄奘塔の北側に大唐西域壁画殿があり、ここに平山郁夫画伯の大唐西域壁画があります。(写真撮影不可)
ここで何と有り難いことに、何時もは拝観出来ない壁画なんですが、年に数回の特別公開中。
GWのお陰ですね。

数十年前に見たときは、はて?と大した感動もなかったんだが、年を経たせいか何なのか痛く感じるものあり。
居ながらにして、彼の地の景色が迫ってくるようで、その静謐な画風から想像出来ない程の迫力を感じる。

間近で本物を見ると、本などと違い伝わってくるものが桁違いであります。


唐招提寺

薬師寺まで来て行かないのも不自然?なので、行きます唐招提寺。

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*唐招提寺南門と松

薬師寺から北へ歩いて7~8分位。
数年前門前に歩道は付いたものの、何故か大事にされている飛び出た松の木…何時もの眺めです。

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*金堂

金堂は近くで見るより、やや離れた方が遠近感が弱まり丁度いいかもしれない。
今回はやや近くで撮った、というより何時ものポジションでは他の方が写っていたので…
なるべくお顔が写らないタイミングを狙っているんだけど、観光地は難しい。


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*天平の甍

毎度の事で恐縮ですが…
美しい、調和、という言葉が浮かんできます。
土地や空、周りの木々、それら空間に在る殆どがなじんでいる感じ。
継続した時間の先にある「今」に至っている訳ですから、どうしたって普通得られる感覚ではないと思います。

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*金堂と右奥に講堂

奥の講堂が一番古い建物で、鑑真さんご存命のころからあった。
なんでも役人が集う平城宮の建物を移築改造したとかで、奈良時代の建築様式がそのまま残されているとのこと。


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*水盤と流水

これも毎度撮るんですが、キレイ。

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*唐招提寺から薬師寺への道

今回も時間の都合で奥にはお参りしませんでした。
元来た道で南へ、西ノ京駅から法隆寺を目指します。


法隆寺

近鉄郡山駅からJR西の郡山駅までは、徒歩10分位ですが初めての街の商店街をひたすら歩くのも楽しい。
郡山駅から二駅で法隆寺駅、下車。
駅から歩いて15分くらい、チョット長かったが、やっと門前の松並木に到着。

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*徒歩なので並木の真ん中を行く

この並木、結構長い…5分くらいの距離か?

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*南大門

2年前に来たときにも感慨深かった法隆寺南大門に再訪できました。

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*南大門をぬければ中門と塔が望める


前回来たときは修理中で仮囲いで全体がよく見えなかった中門ですが、昨年暮れに修理完了。
前回から110年目の今度の修理は、主に瓦の葺替え、基壇の修理を行ったとのこと。


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*伽藍内から中門の眺め

唐招提寺同様に法隆寺も時間間隔が不思議モードに陥る。
但し、もっと古色が強いためなのか、何かしらパワースポット的なザワつき感を覚える。
いや、木(気)のせいかな…(^^ゞ


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* 柱の補修跡(今回修理の箇所かは不明)

風雨の当りにくい屋根の下でも、数100年もすれば弱い部分が痛んだりする。
損傷部を巧みに切取り再び材を継いでいく。
全体を可能な限り保たせようとする心と技で1300年。
そもそも主構造が強靱だからこそ、修理を繰り返すことが可能なのだと思う。


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*大講堂に風が入ります

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*幔幕が波のよう

回廊で囲まれた伽藍、薬師寺の伽藍ほど広くはありませんが、それでも時折風が渡っていきます。

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*金堂と五重塔

回廊から金堂を経て、再び回廊へ…

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*東側の伽藍回廊

ここが良い眺めであることに疑いようもない。

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*回廊の連子格子

格子からの風が気持ちよい。

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*回廊の柱と礎石

古の建築物は自重で礎石に乗っているだけ。

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*回廊天井の梁

梁はゆるいカーブを描くので虹梁、その上の束は人形束といいます。
屋根の荷重が機能美のある構造で支えられているという美しい事実に、快感すら覚えてしまう。


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*また来たいものです

大宝蔵院など見てゆっくりしたいのですが、なんせ使えるのは今日1日のみ。
帰りもあるので先を急ぎます。


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*東大門から望める夢殿伽藍

西院伽藍の端である東大門から東院伽藍が遠望出来る。

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*東院伽藍…夢殿と中宮寺の入り口

前回2年前は自転車にも関わらず暑すぎで、ここまで来れませんでした。

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*斑鳩の宮の跡…夢殿

回廊の屋根の先に夢殿の宝珠が見えます。
手前は東院鐘楼。

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*何か象徴的な夢殿の宝珠

何でだか夢殿本堂は撮り忘れ…そろそろ疲れが出てきた3時過ぎ。

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*伝法堂

落ち着いたたたずまいの古都の皇族住居。
聖武天皇のお后の家を移築したという伝法堂、ため息が出る程に落ち着いた眺め。
これも好きな建物です。


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*再び中門からの眺め

1日という短いスケジュール。
西ノ京の薬師寺から斑鳩の法隆寺までは少し遠かったですが、やはり来てよかった。

さて、そろそろ帰郷の刻限も近づいてきました。
気は急くが身体がクタビレモードなので、短距離ですが法隆寺駅までバス~(^^ゞ


興福寺

JR線で法隆寺から三つ目の奈良駅へ。
駅前からの三条通り、広く綺麗になっていた。


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*三条通から興福寺方面を望む

暫く歩けば右手に猿沢の池、となれば左手の丘の上が興福寺です。

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*一瞬猿沢の池

既に4時前。
予定通り興福寺を経て東大寺までで、今回の弾丸奈良旅はお開きとします。


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*再建された興福寺中金堂、手前は中門基壇

これも以前来たときは手前の基壇のみだけでしたが、昨年秋に落慶。
薬師寺さんの再建事業とは趣が少し違うようでもありますが、どちらも法相宗さん。
301年振りの再建、どういう経緯があったかは判りませんが、その発端には寺の重心が無かったということらしいです。
確かに堂塔があちらこちらに散らばり、何処までが境内なのかも不明な感じはしてましたが、そーいう古都と渾然一体なお寺さんだとも思っていた。

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*東金堂と五重塔

五重塔と東金堂、何時もの眺め。
それにしても五重塔、見上げれば歪みが増えてきているのが気になります。

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*中金堂

構想では薬師寺のように中門と回廊を再建するとのこと。

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*新しい木造建築物は垂木の並びが美しい

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*不死鳥的な佇まい

平城遷都当初からあった中金堂。
7回の焼失を経て蘇った事になります。

材はアフリカやカナダから求められたものとかで、それでも貴重な巨木(木材)を使ったことには違いありません。
奈良というか日本の観光の柱の一つとして末永く残ってもらいたいものです。

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*東方を見れば、東金堂と五重塔

興福寺は仏像など見所満載なんですが、あー時間が無い。

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*西方を見れば、南円堂

さて、東大寺が閉まってしまう前に急がなくては…

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*2年前は会えなかった鹿々

奈良公園内を歩き行けば、鹿ゾーンに突入 (^^)/


東大寺

既に相当疲れておりましたが、あとチョット頑張ります。
7年ぶり位かな、奈良と言えば西ノ京には必ず向かいますが、大抵時間の都合で足が向かない。
ですが、やっと来られました東大寺

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*南大門からしてこの大きさ

やはり、来てみれば圧倒的な存在感に懐かしさ。

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*吽形

お馴染み金剛力士像も懐かしい。

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*阿形

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*深い庇を支える軒は相当に多重な組物

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*もち境内にも居りますヨ

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*中門

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*大仏殿の大きさは別格

伝統的建築物としては世界最大の大きさ…世界遺産です。

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*あぁ、大きいなぁ

近づくにつれ、昔来たときの記憶が蘇る…
只仰ぎ見るばかりでしたが、今でも同じ。


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*大仏殿正面を見上げる

正月や何かのイベントがあれば正面上の扉が開けられ、外からご尊顔が見られるという寸法。
それとも盧舎那仏さんが外のイベントを見たいとか?


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*廬舎那仏背後の空間

恐ろしく長い柱が特徴的。
しかも太い材が手に入らなかったためか金バンドで束ねた集成材のようです。


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*殿内の床は焼物ではなく御影石かな

何時の時代のものかは分かりませんが相当の年期。

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*再建毎の大きさの変遷

時代背景により盧舎那仏さんも建物も大きさを変えているようです。
確か創建当初から残っているのは台座だけだったかな…


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*大仏(盧舎那仏)

この仏像だけは撮ってはいけない、と何処にも書いていない。
ネットで調べても同様…
多分宇宙的な存在なので良いんでしょう、か?


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*大仏殿、また来る日まで…

既に閉門の時間。
一度も行ったことのない東大寺ミュージアム、今回もお預け。

東大寺からは、近鉄奈良駅までバス…
と思いきや、外人さんで満員なので、暮れなずむ奈良の街を重い足を引きずり歩きます。

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*車窓から平城宮跡朱雀門

面倒なことに…これから東京まで帰らなければならないが仕方なし。
駅近くで腹ごしらえの後、車上の人となる。

奈良から京都へ向かうには大抵近鉄ですが、疲れがピークなので特急乗車。
この程度の距離、普通なら乗る判断ではないんだけど、五百円程度の贅沢勘弁。

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*京都駅にて、近鉄特急 (^^)/

新幹線は距離的に別格ですが、実のところ在来線特急に乗れるのは何だか嬉しい。

今回の弾丸奈良旅の撮影機材は、NikonD610と広角AF-S 28mmF1.8Gと標準代わりのマイクロニッコール60mmF2.8D。
これ以上は重くて勘弁でした。


さて、全行程は概ね以下の通り。
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*行程略図 (by Yahoo!地図)

新大宮駅出発
①薬師寺
②唐招提寺
③法隆寺
④興福寺
⑤東大寺
近鉄奈良駅着

ベタな選択?というか廻り方でしたが、たった1日の時間を有効に使えたかと思います。
ですが、希望的には2泊3日がベスト、それだけあれば飛鳥も廻れるんだが、この念願なかなか実現しません。

まー忙しかったけど、目的は叶えられたので良しです。

2017年8月31日 (木)

奈良35(その3)

1日の事なのに、どうも長くなってしまいましたが、やっと最終回です。


・斑鳩への道

薬師寺から南へ向かえば、大和郡山。
郡山城跡の立派な石垣があります。

そんな城跡の周辺は住宅地。
そこを通り抜け、奈良自転車道に到達。


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*南に向かう斑鳩行きルートと、斑鳩から大和郡山への帰還ルート
(地理院地図より)


奈良自転車道は、奈良から法隆寺までのコース。
緑色の路面標示などそれなりに整備されている。
止む無く細街路に入り込むような狭いルートも含まれますが、概ね走りやすくできている。


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*こんな感じが多い(大和郡山城址西側あたり)

大した距離ではありませんが、アップダウンもそれなり。
35度の気温の中では辛い状況。
これが春秋であれば楽勝移動距離なんですが…


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*法起寺が見えてきたら斑鳩です
(下の黄色いのはGPSロガーのガーミン60…古っ)


わーい、法起寺久しぶりぃ。(まだ幾らか元気)



・斑鳩

法起寺は「ほっきじ」と読むんですが、世界遺産がらみで「ほうきじ」と読むことになったそうです…調べてビックリ。

ここには、1300年以上前に建立された日本最古の三重塔があります。(
法起寺公式HP



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*講堂と三重塔

講堂は後の再建ですが、塔は創建当初からのものです。

ここと、法隆寺、薬師寺東塔、東大寺転害門くらいが奈良時代オリジンで、他は概ね焼けたりでの再建建造物…
1300年も、この長閑な風景に点のように立っている様は、奇跡的としか言いようがない気もします。

当然数回解体修理を受けているでしょうが、貴重な樹齢のヒノキを大事に保っている訳です。


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*このかわいい三重塔が1300年

斑鳩の法隆寺関係の寺の一つという事は、聖徳太子関連ということ。

最近、その存在を取りざたされている太子さんですが、この地に立てば飛鳥と一線を画すここに、政治力学的なポジション含みの若草伽藍があったのは発掘調査から事実。
そうなると太子さんの存在を疑ってもあまり意味がない気がする。
仮に架空としても、それなりの勢力、若しくはそれなりの能力のあった誰かが居たとしか考えられない訳です。


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*相輪は再建だそうです

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*肘木は法隆寺飛鳥風の雲肘木

蘇我氏と大王家の確執?
もともと、姻戚関係であったのが何故か政変、伽藍は灰燼…

その後、太子の遺徳を忍び、もしくは鎮魂のためか、法隆寺にまつわる七つの寺院が建立された。
死しても、それほどまでの影響力が形としてあったということで、それって、いったい何?


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*門前にて(暑くて真っすぐ撮れない…相当トリミングしてます)

境内を歩いて出れば、汗だくです。
手元の温度計も、35度のまま…


さて、法隆寺の前にもう一山。
法輪寺も太子さん関連寺院です。(
法輪寺公式HP



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*門前

止まると、汗がぶわっと噴き出てきて、ホント暑いですわー


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*昭和50年に再興、丹色がまだ強い

明治に焼失し基壇のみの状況であったところを、法隆寺、法起寺を参考に復元されたと聞く三重塔(だったかな?違ったら御免なさい)。
法隆寺的な雲肘木、柱のエンタシスが目を引きます。


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*日差しが…

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*復興三重塔

法輪寺を出て…

もうあきません、頭ガンガン熱中症寸前。
法隆寺は近い距離ですが、たまたま通りかかった店でエアコン休憩~


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*あいておもい、休憩

このお店、パン屋さんであるとともに、座敷でそれを食べられる…喫茶店ですな。
30分はクールダウンしました。



・法隆寺

最後の目的地、法隆寺。(
公式HP



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*法隆寺南門

何故だか、ここに至ると帰ってきた気がする南門。



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*遠くに中門が…

あいにく、中門は修理中。


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*写真で勘弁してください…


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*五重塔

すっくと立つ、というのはこういう事。

初層と五層目の辺長が2倍の関係であったり、相輪が全体の1/3の高さだったりで全体の比率が合理的な関係でまとめられている。
だからか、実にバランスが良い。
確か、初層の裳腰は内陣保護のため後に付けられたもの。


それにしても、写真が上手く撮れていないのは、暑さのせいか?
整理していて使える写真の無さに愕然…


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*大講堂

この大講堂前の空間。
伽藍内なのにやや登ることが、不思議なバランスを生み出している。

時間速度が違うくなるような、不思議な感覚に陥る空間。


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*金堂と五重塔

白鳳というより飛鳥の香り。

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*大講堂と徳川氏寄進の灯篭

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*最高の眺め

何故か落ち着く景観。
柱の摩滅したエンタシス、天井の虹梁…

この落ち着いた佇まいが、古代建築の素晴らしさを教えてくれた…
ある日雑誌で見た1枚の写真に導かれてから30数年。

唯一無二の回廊であります。


気が付けば身体に熱がこもり、やや危険状態。
もうほかに回る余力もございません。
夢殿すら行かずに撤退。

さて、今日のうちに帰京しなければならない。
近傍の駅までの自走、自転車のパッキング、京都まで近鉄での移動、新幹線で東京駅まで…と成すべき工程が相当あります。


当然、飛鳥方面も断念しました。


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*門前の喫茶店でいただいた葛切り

ひゃっこくて美味し。
黒蜜の甘さが、やや酸味のある葛と合わさり、歯ごたえ喉越し宜しく頂戴できました◎

吉野本葛ということで1Kですが、たまの贅沢OKかと思います。

ここでも、エアコンの真ん前で30分はクールダウン。
そうしないと、次の動作に移れない (>_<)


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*斑鳩から大和郡山方面に向かう
(地理院地図より)


法隆寺さんを後に出発。
なので、堂塔の適当な解説も以上です。
(詳しく塔を解説しているHP、ブログも多数ありますから、興味のある方は色々探訪してみてください<(_ _)>)


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*富雄川を遡上

近傍の近鉄といえば筒井駅ですが、その一つ先近鉄郡山駅を目指します。
暑いと言いながら、走り足りないみたいで (-_-;)


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*富雄川沿いの奈良自転車道

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*案内板やっと発見

案内を見れば、今回行けなかった飛鳥方面へのルートもあり興味は尽かない。



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*ずーっと、こうだといいのだが…

上のような状況は川沿いと、一部幹線道路沿いですが、全体には走りやすい方だと思います。
もっとも、歩行者もそれなりに居ますからスピードは程ほどにしないとね。


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*走行状況、お見苦しい絵ですみません (^^ゞ

ご覧のように短パン(薄パットつき)、ハーフクリップ、長袖。
足焼こう作戦?
でかいカギは重くて余計だった…

さて、とうちゃこ、近鉄郡山駅。

駅前狭いんで、人目がやや気になりますが、ダラダラとパッキング。
走っているうちは風が当たるためか、熱代謝が問題ないけど、止まると身体がゆうこと聞きません。


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*近鉄郡山駅前にて

駅前の狭い711で氷系を補給。
急場を凌ぎ、この旅3回目のパッキング完了。

走行距離たったの35Km。
気温も35度。
形的ではありますが、見たいものもおおよそ見れたんで良しでしたが、暑さキツカッタ。

奈良、涼しい時期にもう一度…
山の辺の道とか走りたいもんです。


因みに、京都駅で新幹線6本やり過ごしました。
なんで、って最後尾席の後ろが空いてなくて…(^^ゞ

最後は親切な人に譲ってもらい助かりましたが、輪行の途中駅乗車は難しいなぁ。

2017年8月21日 (月)

奈良35(その2)

暑さはバイクでも自転車でも同じ。
然しながら、自分エンジンな自転車は体内から熱を発生するんでキツイ…
当たり前か… (>_<)


・朱雀門から西ノ京へ


大極殿を後にし、丁度真南とーくに見える朱雀門に向かいます。

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*朱雀門は大内裏の南門、この手前を近鉄電車が走り抜ける!

この広大な空間、今でいえば霞が関の官庁街…
とにかく広い。


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*朱雀門裏側

近鉄奈良線の踏切は公園内の踏切、という不思議さ。
元は畑の只中だったハズ。
渡れば直ぐに朱雀門の裏側に。


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*表側、門の両側には築地塀

こういう二層式の大きな門を見ると芥川の羅生門とか、手塚のどろろを思い出してしまう。
二階に何か居そうで…

今の朱雀門には警備員さんしかいません (^^ゞ
因みに、警備員のおじさん達、衛視の格好の方が似合うと思うんだが…仕事にならんか?


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*朱雀の方角を向く門

朱雀は都城の南。
この南には、更に平城京の条里が続いていた…


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*朱雀門に限らず、奈良の屋根には火除けの鴟尾(しび)が多い

都大路が南側から宮中へ至る正面になる象徴的な門として復元建物第一号。

30年前も、色々思うところがあり、また薬師寺の復興伽藍が見たくて奈良に来た。
偶然に立ち寄ったというか、表通りから丸見えなんで気が付いた朱雀門。

天平建築が新たに建てられている事実を目の当たりにして、何か新しい時代に入ったかの様な感じを受けたような記憶がある。


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*驚きの施設?

朱雀門の前面側に、とうとう一般受けするものが出来そうです。

平城宮の復元建物は、当時の形に忠実に有れとばかりですが、確かに観光として来てみても、同一敷地内とは言えそれぞれが離れていたり、歴史の授業みたいな施設ばかりだったりで…

屋外の博物施設を目指しているようなので問題ないんでしょうが、観光バスを寄せるスペースだって儘ならなかったり、土産物の売店も見当たらない位ですから、サバサバ感も流石国営クラス。


流石に観光都市奈良の名折れと思ったか、30年経ってようやく平城宮跡拠点施設の完成なのか?

とにかく、リアル度からすれば平城宮跡の各施設の博物ポテンシャルは相当のもの。
相当な経費を投入しているとすれば、観光資産として稼いでもバチは当たらない。(維持費だってかかるし)

歴史に忠実である施設だからこそ、もっと寄れる見られる、なスタイルを確率するためやれることはあるんじゃないか、いや一種のテーマパークだよ、これ。

だからか、一部の歴史好きだけでは勿体ない、とも思ったりする訳です。


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*右上が出発地(GPSロガーON)で青い線で南に向かう
(地理院地図より)


さて、少々時間を使ったんで、そろそろ西ノ京へ向かいます。



・唐招提寺


自転車で30分位も走ったか?
見覚えのある景色に至る。

ここは中国の高僧、鑑真さんで有名。
教科書でも信念の人で取り上げられていますが、大和の国に仏教の戒律を体系とともにもたらした、所謂日本仏教の祖の一人。

鑑真さんはやっとの思いで、しかも失明してまで日本に着き、東大寺で戒壇という仏教で大事な儀式を日本で初めて執り行い、その後何事かあり西ノ京に追いやられてしまった、だったかな…

平城京の西側、西ノ京と呼ばれるこの地に唐招提寺として、以来1300年間居る訳です。

因みに、以降は全編寺院関連です。
抹香の世界故、興味のない方はご勘弁してください (^^ゞ


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*南門手前、道が少し広がっている

既に見慣れた入り口前、お土産屋さんが増えている?

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*1泊分以上の着替えが入っているフェアウエザーのサドルバック

必要な土産物Getと、昨晩洗濯した着替え類を一緒にクロネコで家に送ってもらうことにした。
これで、幾らか軽くなります。

さて、唐招提寺も4年ぶり。(
公式HP


相変わらず丹が残る南門は昭和35年に天平様式で再建。
丹塗りの残った部分と、滅失した部分の対比に目が行くが、これも古建築の特徴。


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*南門で拝観料…

拝観料とお賽銭はケチらない…(あくまでも自分基準の中でですが)
抵抗感のある方は奈良京都には向かない気がする、ていうかハナから来ーしませんがな…とは、言い切れませんけど。


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*唐招提寺金堂…天平の甍

単純な自分の頭では有難い景色である。
美しい、と言えば簡単だが、時間的な存在感?空間的な静寂感を強く感じてしまう。
そんな美しさ、と言えばよいのだろうか。

建物ではなく、釈尊の考え方を学ばんといかんがな…
なんて声も聞こえてきそうですが、これも何かの縁。

来るたびに、何かの仕切りが変わるというか…一瞬立ち止まり自分の生き方を考える…そんなきっかけのようなものを頂ける場所。

そういう処が自分の中での奈良なのかもしれません。


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*気持ちいい風があるときは、幔幕が堂内から外にたなびきますが、今日は?

つい10年位前に平成の大修理を終えた金堂。
修理したぞ、みたいな修理ではなく、古色で見た目判らなくしてある。

本来は古代建築なんで丹塗り。
赤・朱色で材の保護を兼ねた塗装が施されていたのが、100年もすれば分からなくなる。

ところが、軒の奥深くに1000年を超える丹色が修理の際に発見されたりするそうで、そんな話を聞けば意識はもう1300年前に…
殆どタイムマシンの様な建造物。


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*この角度も良い

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*そして特徴的な柱

柱は、本来ややエンタシス形状だったのかな?
長年の風雨と人々との邂逅により痩せてきている。

また、長い柱なのに微妙な安定感があるのは、僅かな上部の内倒れ設計という、見る者への心理までも計算した高度な技能。


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*鼓楼と礼堂(らいどう)は鎌倉時代

実のところ、湿度が絶好調?で最高に暑い。


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*これだけが涼

本来であれば、見どころも多いのでゆっくり廻りたいところですが、移動が人力故この辺で失礼させてもらいます。


・薬師寺

薬師寺は唐招提寺の南側、距離的にはそれなりですが並ぶ配置。(
公式HP


何時もの様に(概ね5~10年おき位ですが)南門を訪ねれば景色が違う。
東塔がシートに覆われていて見えない。


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*中でどんな修理が行われているのか?

修理はあと3年位かかる様です。

そのころまで元気ならば、再び素敵な姿を拝めるというもの…なんてね。


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*中門は少しは色あせてきました

南門を入れば直ぐに復興された中門があります。


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*回廊の後ろに見える西塔

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*阿形

極彩色、中門の二天王像。

こちらも、お目にかかる度に少しづつ色あせてきています。
最初見たときは、リアル極彩色で驚いた記憶があります…


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*吽形

薬師寺は天武・持統天皇により発願された皇室ゆかり深い寺院ですが、既に1300年が経ち修二会(花会式)や写経道場などにより、広く一般からの信仰も集めている。

古い寺院であることと同時に、白鳳伽藍の復興に取り組むなど、これからの奈良寺院の方向を示しているかのようにも見えます。


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*昭和に再建された西塔

西塔は東塔と違い復興された塔。
中間の小屋根である裳階(もこし)は数えないんで三重塔になります。

なんでも室町時代に焼け落ちて以来の再建なんで、500年くらいは東塔1基だったことになる。

今は修復で覆われてしまったので比べにくいが、屋根のカーブの案配が東と西では違う。

法隆寺の宮大工で復興を指揮した西岡棟梁は西塔の復元に当たり、当初の形の再現を重んじたようで、東に無い連子格子が有ったりで比べると面白い。

凍れる音楽と評された塔天辺の有名な水煙。
ここの飛天の意匠はおそらく同じだと思いますが、相当の望遠がないと細かくは写らない。


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*金堂

百万経の写経勧進により、昭和51年に400年ぶりに復興した金堂。
未だ強いヒノキの香りが堂内に満ちている。


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*独特の屋根「裳階(もこし)」は東塔のそれに倣ったとか

それにしても、独特の壮麗さがある。

江戸期の建築の様な飾り満載ではないのに華やかに感じる不思議さ。
天平様式の唯一現存する東塔の形を生かし、他に例を見ない無二の金堂。


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*大講堂

大講堂も東塔、金堂同様に裳階をまとう姿に再建。

この大講堂は以前は江戸期の小さな建物でした。
何処でもみられる様な質素な感じで、これといった特徴もなかった記憶があります。

金堂と同じで平面形以外は本来の姿が不明であり、そこは平城宮大極殿と同じで定まった様式から推理を巡らして復元されたということです。


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*縁起

大講堂の後ろ側には、最近復元された食堂があります。

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*食堂(じきどう)

食堂内は現代的な建物空間として構成されている。

薬師寺伽藍の北隣に玄奘三蔵院があり、ここの大唐西域壁画の作者である平山郁夫画伯からバトンを受けたような、長安から平城京までの旅路が壁画として納められている。


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*食堂わきの回廊

回廊は南と北側のみで東西は半分出来ていない。
返って開放的ですが、いつかは繋がりロノ字になるんだと思います。


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*講堂、食堂の距離感

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*複廊式の回廊

東側回廊の南寄り外側。
有名な法隆寺の回廊とは違い、内と外に同じ構造の通路が続いていて、間に白壁と連子格子の仕切りが付く複式回廊。


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*中門柱の表面

この辺りの材はヒノキ。
平成に入ってからの復興はヒノキが手に入らなくなり、本来と違い代替えの材を使用しているとのこと。

木材の場合、簡単に言えば樹齢=材の寿命ということで、仮に2000年の樹齢の材が使えれば、その材は建築後2000年持つという事らしい。

それが証拠に、雨や地震で弱った部分の修復をしながらだが既に1300年余にもなる東塔。

因みに、古材でも表面を薄く削れば新材のような状態が見られるらしい。
だからか昭和に復興されたこの柱も、ヒノキのにおいがブンブンする。


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*中門から

来るたびに創建時に近づく薬師寺。
3年後、修復された東塔の姿も楽しみではありますが、最後に全体がどんな姿になるのか。

正に仏教文化の美術館と言ってもいいような寺院です。

それにしても、木材の使用量は相当のもの。
なので、それらを無駄にしないよう火や風などに負けずに、この姿を長く保って頂きたいものです。

本来であれば、より北側にある玄奘三蔵院伽藍にも参るべきですが、時間と温度の加減?で見送っています (^^ゞ

この辺りで、正午。
お次は若干遠い法隆寺さんです。

(その3)に続く


2017年8月11日 (金)

奈良35

やってまいりました、暑い夏が…
夏ですから暑いのは当たり前ですが、ことしは特別イヤー


・彦根の松原

もう25年にもなりますが、手伝いと称して巻き込まれ、離脱したと思ったらまた巻き込まれの行事が、鳥人間コンテスト。

あくまでも限定サポートですが、モー大変行事。

今年は出場寸前の7月に入ってからの参加でしたが、暑くてその都度熱射病にやられたりで…

そんなこんなで、出場前日には会場入り。
本チャンメンバーではないんで、我がままで単独行動自転車付き (^^ゞ


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*前回から4年ぶり新幹線輪行、後方席隙間が定位置ですが混んでると難しい(^^ゞ

午前10時過ぎ、米原着。


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*米原駅出たところ、さあ組み立て…

着いてホッとする間もなく、自転車(1号機)組み立て。
駅から会場まではで15分くらい。


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*鳥のプラットフォームと我が青春の1号機(ウソ)

ご存知の方は少ないと思いますが、この大会はTV局の著作物の塊。
判りやすく言えば、放映当日までは映像の流出は御法度。


なんで一泊の後、当日の結果は…
はともかく、気温35度の中、後片付けが完了すれば晴れて自由の身 (^^)/


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*松原水泳場にて1号機、変な2色巻きバーテープ等あちこち変更点が

関西withチャリは四年ぶり。
暑くてヘロヘロですが、行きたい処へ行きますとも…


・そして奈良入り

その日のうちに新幹線で京都へ。
そこから近鉄の普通の急行で、近鉄奈良一つ手前の新大宮で下車。

実のところ、ここまでの移動は相当辛かった。

多分熱射病気味であることと、連日の製作疲れでヘロヘロ。
やっとこ輪行袋を担ぎ、陽焼け真っ黒爺さんがでふらふらで着いた有様。

その新大宮駅ですが、平城宮跡の近くで、周辺は完全に普通の住宅街の駅前。
目の前に今日の宿の「スーパーホテル」があるんで、駅=宿で助かった。

その夜はホテルのランドリーで汗まみれの洗濯物処理と、TVで「ここさけ」をみてカンドーしたりで、後は爆睡。

さて、翌日は日曜日。
天気は雨降りそう模様なんで、朝食後ゆっくりし9時過ぎ出を決め込む。

因みに奈良は好きな所ですが、夏は勘弁の盆地。

たまたま鳥コンで関西に来たから、一石二鳥での奈良巡り。
奈良が好きというのも古寺が好き、というよりは古代建築好き、というのかな。

そんなもんですから、今日の目的は「唐招提寺」→「薬師寺」→「法隆寺」、余力があれば飛鳥方面という計画なんですが、どーですかね?

さて、ホテルの部屋で輪行袋から1号機の組み立て。
エアコン効いていて良し!
ホントだったらホテルの外で、なんでしょうが、大目に見てやってくださいな…
勿論、部屋の壁やシートに汚れが付かないようには気を付けてですけど (^^ゞ


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*ホテル前にて

今回の旅に合わせて2点ほど寸前に改修点があったりします。


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*なんちゅーかサンダル、もといフロントキャリア…

良く見えてませんが、日東のフロントキャリアM-12を1か月前に導入。
ランドナー的な形として有った方がいいかなで購入。
が、今回はサンダル固定装置と成りましたが、これはこれで大いに実用的で有りです。

実のところサンダルは、鳥コン手伝い時に必要があったから持ってきただけで、サイクリングには不必要 (^^ゞ


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*流行りのバイクパッキングとか言うやつ

サドルバックは9リットル位は行けるフェアウエザーの製品。
着替えが相当入るんで、ディパックの負担=肩背中の負担が減らせる。

問題点はカンチのブレーキケーブルとの干渉。
今度ガードチューブ付けなくちゃね。


さーて、いよいよ出発。わくわく…(^^)/



・平城宮跡

最初の目的地、唐招提寺はココから南西方向ですが、その前に平城宮跡を少しだけ見ようかと思い、北西に向かって適当に進めば、住宅地に隣接していきなりこんなん有りました。


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*東院庭園西端の築地塀…断面ですね

ここから、古寺古代建築めぐりの始まりです。

この平城宮の復元建物群、というか大公園。

平城宮跡を発掘し、建物基壇や礎石のみを配置したのが確か当初の姿。
その後、南面の朱雀門の復元を皮切りに、この東院庭園や第一次大極殿を再建。
ここまででも相当の経費労力が費やされていると思うが、世界文化遺産になったり、遷都1300年記念事業もあり結果オーライなんだと思います。

30年近く前の凍てつく冬。
単身で訪れたときは、朱雀門だけだった記憶があるが、随分と賑やかになったもんです。


Photo
*奈良文化財研究所発行の平城宮跡資料館のパンフレットより
 (東院は右下にある方位の上にある赤い建物)


東院(
公式HP
)の中に入れば、いきなり池の際に建物が目に入ります。


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*東院庭園の正殿(北側より)

正殿には舞台があり、復元の折には雅楽と天平の舞いなども催されたようです。

庭園に左程の興味はないんですが、中をぐるっと一周。

古代建築を従えた庭園は珍しいというか初めてお目にかかります。
江戸期の庭園は東京にもあるので良く見たりしましたが、この庭園の木々は自己主張せず、あくまでも脇役。
当時は木々の間を巡り季節を感じるなんてことはなかったのかな?


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*一隅にあんなのが…

二階屋、屋根上には鳳凰…
マジすか、本当?
どうも平等院を参考にした復元とのこと。

古代建築の基本形は建造時から残っている法隆寺、薬師寺東塔、東大寺転害門などが事実上の生き証人で、それにより様式・構造が判る…逆に言えばこれらは平城宮の官庁建物を模して作られたということらしい。

平面形や柱の大きさなどからの想像による復元でも、突飛な形になるハズもない、ということらしい。


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*八角柱の表面(広角で歪んでます)

上の写真、柱の仕上げは古代建築特有のヤリ鉋仕上げ。
決して雑な仕上げというわけではなく、現代使われている台鉋が誕生する前はコレしかなかった、ということを再現している。
それに、これだと水をある程度弾くので、材の持ちが違う。

電動プレーナーでは組織がむしり取られミクロ的に組織が毛羽立つが、日本の鉋では刀で切った様に綺麗に落されることから、不要な水分の侵入が少ない。

実際復元作業では、粗は電鋸で形を作り、最後に仕上げをヤリ鉋でまとめる。

この辺りは「木に学べ」(西岡棟梁)の受け売りです <(_ _)>


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*発掘された柱に新たに継いだ柱

水没している木材(鉄でも)は腐り方が異常に遅くなる。
安定した環境ではそういう事らしい。
なので、没していた部分は残ったりする。
知識的にはそうなんだけど、奈良時代の事なんでホントかいなとも思ったり…


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*いい加減じゃーないよ

さて、図らずも巡ってしまったが半ば観光故、コレも良し。

東宮庭園を後にし、お次は大極殿を目指します。
広大な敷地である平城宮跡の東の一隅から、北側の「中心地」へ。


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*縦横に走る公園内通路…広いよー

適当な間隔で走る園内通路を漕いで行くと…


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*あれが大極殿正面

遷都1300年記念行事にも使われた第一次大極殿(復元)が遠くに見える。
なお、個人的には4年ほど前に家族旅行で来たんで既知。


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*見えてからも、やや遠い

午前中ですが、既に暑いぞ。


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*大極殿裏側につけました

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*サイドビュー…正面の写真撮ってません (^^ゞ

上の写真、良く見ると高御座がチラと見えます。

で中、入れます。


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*軒の木組み、三連の肘木が深い軒を支える

大王(天皇)が政務を行う、ではなく特別な儀式に用いた建物が大極殿。


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*ガラス玉の宝珠

古寺と違い、意匠が凝っている。


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*木枠内に文様、これが天井全面に

中に入ればボランティアの方が、色々説明してくれます。
先を急ぎたかったのだが、先生みたいな方が丁寧なもんだから最後まで世話になってしまった。

自転車で走ってきたからか、エアコンの無い空間だからか、汗ダラダラで聞いてたところ「暑いのにえらいご苦労なことですなー」などと言われ… (-_-;)


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*国家事業なんです

朱塗りということも有りますが、沖縄の首里城も雰囲気似ている。
軒の深さが違うなどプロポーションの違いはあるけれど、約1000年前の中華世界の木造建築が手本だからでしょう。


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*高御座(たかみくら)

1300年の昔から進んだものを見れば此れを取り入れ、必要に応じ再構成し技法を継承していく日本の文化。
コピーとは違い、環境に応じ最適化された形がここにある。


もっとも、現代と違い経験のみで積み重ねているためか地震には若干弱く、故に今の耐震技術が部分的に(見えないところで)取り入れられているそうです。


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*天平の甍ならぬ平成の軒

暑いのと、連日の疲れが溜まっていてか、昼前なのになんだか既に息切れ。
こんなんで唐招提寺、行けるのか~

(その2)に続く


2014年11月23日 (日)

かけ流し

日帰りですが、連休なので家族旅行…混むのにねー
でも、紅葉も平地に降りてきているので、さほどの渋滞は無いでしょう、か?


・りんご

混んでいなかったんだが、混んでいた?
東北道、いきなり羽生で事故渋滞10Km。

最近多い…というか身近でよく見る。
気をつけなければ。。。

さて、栃木県の矢板にある加藤農園は、一口目の試食が好きで?通算3回目。
ササッとリンゴ狩りで、12個Get。
お客も増えてきたので、あっという間に引き上げです。


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*たわわのリンゴ

この店以外にも、付近にはリンゴ直売店が幾つかありますが、それ以外は寂しい初冬の装い。
でも、山際の冬の空気は凛としていいものです。

・矢板温泉

行き当りばったりで見つけた、 矢板温泉まことの湯

前回9月にオジラの湯 で暖まった、と報告させてもらいましたが、ここも同様で良いです。

観光風ではなくて、なんとなく半分は地元向け、かな雰囲気ですが露天風呂もあってのんびり出来ました。
昼過ぎだったので土地の方が少々位で空いていましたが、暖まることといったら…もー全身ピンク (^_^;)


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*場所が判りにくい、かも

さー、アウトレットも寄らずに帰ろう…

好事魔多し、帰りの東北道で再び事故渋滞!
スピンしてるし~(-_-;)

2014年9月16日 (火)

オジラの湯

連休なので突然旅行命令?
近場で1泊、テキトーに行って帰れればヨシ、って夏は終わってなかったのね…

・清里

午前中はヤツの行事だったので、午後から出発。
中央道を長坂で降りて甲斐大泉近辺のペンションに向かえば既に夕方。

昔は野宿人間で雪の林道とかでキャンプ、なんてのもアリだったのだが、今やこの有様。

然しながら、ペンションは食事の外れが少なく、大抵はうまいし、家族で泊まってもホテルほど高くはないので、そこそこの満足度アリ。
但し、普通の木造なんで混んでいたりすると、結構音が伝わって気になったりするとかで、ある程度の慣れは必要かと思います…

今回はプリンスエドワードさんに投宿でしたが、築30年近く経過?の割には手入れされていて、部屋や食事も問題なしでした。

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*マンガを置いているペンションは結構多い、夜の楽しみの一つ(^^♪

翌朝は近所を散策。
買えはしませんが、別荘地の気分に浸るのも悪くありません。

さて、宿を後にして、サンメドウズのリフトで清里展望台に向かえば、山に囲まれた清里から甲府へ転げ落ちるような地形を目の当たりに出来ます。

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*よく見ると左手に野辺山のパラボラが小さく…

お次は、 山梨県立まきば公園 の牧場散策。
公園なのに休日設定があったりするので要注意ですが、ここを1時間ほど小トレッキング。

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*携わっている人は大変でしょうが、癒される景色です。

で、次に八ヶ岳アウトレットという具合で、のんべんだらりしていれば夕方です。

・濃い

さて、北杜市の 白州尾白の森名水公園「べるが」 に向かい、ここにある尾白(おじら)の湯が最後の目的地。
因みに、公園入り口で入場料を払うという、訳判らんシステムは今日はお休みでラッキー。
今回で3回目なんですが、リピートするくらいですから自分的には最高な温泉です。

何でかといえば、お湯がとても良くて体の芯まで暖まるが、きつくもない。
しかも、時間つぶし的に周りの公園でヤツを遊ばせていてもOKなんで、帰りの高速の渋滞ピークを避けるには丁度良い。

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*周りの公園と八ヶ岳

この温泉、なんでもフォッサダマグナに関係があるそうな…

内陸にもかかわらず塩分濃い目、各種ミネラルが通常の30倍だそうで、温泉マニアではない自分には良く判りませんが「有馬温泉」型だそうです。
とにかく温まりかたが尋常じゃなく、寒い時期のツーリングに効きそうです。


ところがです…
今日に限って内湯が故障で、露天風呂のみ運営。
その露天風呂も結構大きいのですが、連休も2日目なのでか大混雑…orz

入浴後、走り回る子供たちの叫び声、泣き声で仮眠が大してできず、已む無く午後7時過ぎに出発…

今回はゆっくりできませんでしたが、それでも入浴後の充実感はいつもどおりでした。

PS 帰りの中央道は多重事故で渋滞48KmGW並み…帰宅は翌日午前2時過ぎ。。。(-_-)zzz

2014年8月30日 (土)

伊勢志摩ったり

夏の家族旅行は実家帰りだけで収まる訳も無く、当然遠征です。
去年は北の大地でしたが、今年は南の島?…予算不足で同じシマでも伊勢志摩でした。(な訳なので、セローETCを試す時間は微塵もありません(>_<))


・まずは外宮

近鉄特急で伊勢市下車。

で、衣食住・商売の神様、豊受大御神をお祭りする伊勢神宮外宮にお参りです。
式年遷宮で昨年はすごい賑わいだったそうですが、どうでしょうか…

参道の杉の大木…
序盤戦として既に圧倒され気味ですが、正に神級の巨木がすごい。
神域、即ち安定した支配が長い年月続いた証として巨木達が実存する空間。

涼やかですが、何かの胎内にいるかのようです。


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*左下の注連縄内がパワー源、三つ石

パワースポット的な石もあり、皆で手かざししている景色も不思議。
どれ、とばかりに自分も手を向けてみると、掌がザワツク…
ウソ??何回試しても変な感じがする、が気のせい?

強いて言えば電子レンジの直近の感じ、かな。
実に不思議でした。

因みに、せんぐう館は原寸大のお社の一部が見られてお勧めです。

杉の巨木から現世?に帰還すればじっとりと暑く、冷やし赤福( 赤福氷 )を始めて食しましたが、絶品ですヨ。


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*食べかけですが…

因みに、この赤福氷は28年前、真夏の四国ツーリングの途上で同じく伊勢でノーマル赤福を食べていたとき、ふと気が付けば周りがみんなコレで、何だと思えばカキ氷抹茶味に赤福がビルトインされていて驚くも、結局食べ損ねた因縁がある。

・内宮

言わずと知れた天照大御神が居ます伊勢神宮。
全国八百万の神様の総元締めですが、太陽の神様ですね。

仏教的な宇宙の中心存在と重なるような感じもありますが、古の日本の卑弥呼にも重なる…
幾重にも価値を交え雲の上に霞む存在、超然と した厳粛さは歴史のなせる業か、守ってきた日本人の価値観なのか…

ウンチクは別にしても、まぁ世界的にも稀有な所なんだと改めて思いました。


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*宇治橋から、遠くに御手洗場が

外宮よりも更に神域は深く、五十鈴川でお清め…
って、なんだか昔よりも水が清清しくない、かも。


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*五十鈴川

今回知ったことに、和御魂と荒御魂があって、普通は和御魂である本殿に参拝ですが、その裏側には荒御魂を御祭する荒祭宮がある。 荒御魂は文字通り 活動的?な神様だとか。

何事にも表裏陰陽があるように、わざわざ分けて御祭するには相当の理由があるのでしょう。(不謹慎にもドラゴンボールのブウを思い出 してしまった。)


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*荒祭宮への参道

伊勢神宮は内宮外宮ともにお願い事は無しで、日常を感謝する。
言い換えれば家庭、あるいは社会の、国の存在の継続を単純に感謝 する場、と考えたほうが良いみたいです。

中には、お賽銭も神様に投げつける行為として、ここでは遠慮する方も居るみたい。

日本の古い神様には出雲さんや諏訪さんの様に土地の神様を祭っているところが多いが、どれも征服されたか恭順したかで魂鎮めとして祭られた感がある。

が、ここはある意味勝ち組?の神様。
伝えられる創建からの時間スケールの長さが全ての形に表れている。

域外に出ればやはり素晴らしく暑くて、赤福氷をまた食べて、おはらい町からおかげ横丁を散策。


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*よく見るとFMが(おはらい町にて)

伊勢うどんも初めてだったが、素晴らしく腰が、無い!
というか忘れたのか最初から装備していないんじゃないかと思える潔さ。


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*食べかけ2

濃い目の タレで飲むように食べました。


・あれやらこれやら

日本国の郷社?の後は、ヤツお待ちかね鳥羽水族館。

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*見づらいですが、ダイオウグソクムシs

ダイオウグソクムシがいたー、おわり(^^ゞ


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*このウツボ…棒みたい

全体としては、海沿いの水族館らしく建物がやたら細長く、入り組んでいないのであちこち移動しても構成がわかりやすい。
細かくいろいろ見るには面白いところでした。

ヤツもナントカショーなんかには目もくれず館内を一巡。

大人になったねー…


水族館の真ん前が、丁度伊良湖に行くフェリーの発着場になっている。
ここも懐かしい場所のひとつです。


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*伊良湖からバイクで再び渡ってこれるのはいつの日か…


次の日は、志摩スペイン村

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*左遠くに見えるのがパルケエスパーニャ

初めて行きましたが、何かに似ている…いや、気のせいかな。

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*もーそっくりさん

東のT○Mや西のU○Jは街の中ですが、ここはリアス式海岸&常緑樹木の森の只中!

不思議なテーマパーク、しかもややくたびれ気味…


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*建物はそれっぽい

アトラクションもどこかで乗った雰囲気ムンムンだけど、待ち時間が途方もなく長い訳でもなく、これはこれで自分的にはシンクロしやすくて OKかも。

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*不思議な壁画と不思議な雲行き

滞在3時間ほどでしたが、村内がザワツキ過ぎない?ので、ゆっくり回ってもそんなに苦にならない、妙な良さがある。

がんばれ、パルケエスパーニャ。
因みにフラメンコは期待を裏切り中々カッケーでした。

あとは英虞湾の遊覧海賊船乗ったり…


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*天気がイマイチでしたが…

最終日には志摩マリンランド(水族館)で、ウミガメの子供や伊勢海老を持たせてもらったりで、ヤツ も満足。

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*ウミガメの子供

この志摩マリンランドですが、相当古い水族館で大きくもないしそれなりの展示なんだけど、マッタリ見られるので意外と良かった。

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*陸ガメに餌やり¥100、むしゃむしゃ音を立てて食べる小ガメラ君

今回の旅行で伊勢志摩地域内の移動は鉄道やバス、タクシーに頼らざる得なかったのだが、スーパーハイシーズンでなければ駅レンタカーの方が良かったかもしれない。

帰りは往路同様名古屋経由でしたが、ドクターイエローを目撃!
ラッキーなのか?


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*駅舎で見たのは初めて

これにて絵日記の終了~


PS 高校生の頃、親に連れて来てもらった伊勢志摩は、既に39年も前のこと。
当時は、沖縄や北海道に旅行に行く人は稀で、海外なんかとんでもない時代。


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*内海は穏やか

伊勢志摩ももっと混んでいたような気もするが、リアス式海岸をマッタリ眺めていると、今では穴場かも、なんて思えてしまいます。

2014年5月 6日 (火)

26年ぶりだよ

連休ですね…なので、家族旅行です(^^ゞ
バイクは…そのうち、そのうち…いつだろか?



・はるばる、行くぜ函館

朝、9時台の「はやぶさ」に乗車。
先週に続き、また大宮からですが、今度は
東北新幹線で2時間45分で終点新青森へ。

昔を知る身からすれば超高速です。
信じらんなーい、が正直なところ。

子供の頃、北海道にたまに帰省する際の、夜行-ダッシュ-連絡船-ダッシュ-蒸気機関車列車…なんて御伽噺のようです。
ちなみにダッシュは本当に走るんですよ(>_<)

そもそも、今回の家族旅行も、何の気なしに言った「イカソーメン食べたいねー」が始まりでした。

函館ともなると、旅費も馬鹿になりませんが、なんとか都合もついたのでOK。


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*こんな情けない写真・・・こまち+はやぶさ、子供連れで手荷物が多いと写真は難しい

宇都宮からは320Km運転らしい。
気になる動揺は…昔の東海道新幹線よりもマシでしたが、スピード感はそれなりのもの。

で、12時前には新青森到着。

320Kmは相当効いている、ていうか早すぎでしょ…
すごいなー、の一言。

勿論、飛行機には負けますが、空港に早めに行って…なんてことを考えると、自分的には「楽」ですし、駅弁も楽しみです。



で、新青森から特急白鳥で函館に向かいます。

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*青森駅にて485系電車

新青森で座席の向きと逆に走り出して、若干驚くも青森で進行方向が入れ替わり海峡線方面に向かいます。

この白鳥の485系は見かけより相当古い。
国鉄時代の車輌をリニューアルしているみたいです。

もっとも、あと2年でお役御免かもしれませんから、止む終えないところですか。


青函トンネルは初めて通ります。

26年前、国鉄最後の日の2日前に、さよなら青函連絡線を見に行ってから、何時かは通ろうと思っていた。

その後、青森、函館近辺を数回うろついてますが全てバイクでなので、鉄路は久しぶりというか、こんなに時間が過ぎちゃいました


トンネルと前後の新幹線共用区間は軌道がすごく良いのか動揺が僅かしかありません。

少し長いトンネル、というのがざっくりとした感想です。

もっとも、思っていたより上下の勾配を感じず、むしろ左右のカーブ感(遠心力)が感じられ、改めて地図を見ると、海底で緩く曲がっていたのには驚き。

トンネル自体は140Km走行で約25分、抜ければ景色が北の台地。

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*このカーブが何とも旅愁を誘う

新青森から約2時間20分で函館駅に到着。

連絡船を降り、走って函館本線の列車に飛び乗ったのは昔の話。
いまは、内地からの車両が逆方面から来ます。

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*駅の外観…面影なし

さて、函館といえば朝市、赤レンガ倉庫、坂道、教会、夜景…

家族旅行ですから、いろいろ回らなくては、ね。

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*金森倉庫…渋滞中

もー金森赤レンガ倉庫はただの倉庫ではなく、何とかモールに変身。
横浜かどこかに来たみたいで…

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*この眺めは変わりません

坂道は当然そのままですが、こじゃれた喫茶店なんかが目に付きます。

その日は温泉街、湯の川温泉泊まりです。



・良い天気、でした

翌日は五稜郭へ。
贅沢にもタクシーで向かうも、周辺は大渋滞で途中から徒歩。

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*桜が満開の星型城郭

混んではいましたが、初めての五稜郭タワー。
市内の眺めは良し、というか城の形を実感するにはここしか無いでしょう。

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*鯉のぼりが五月晴れの空に

周辺の道の渋滞やタワーの混み具合…連休の函館侮りがたし。

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*勿論、こんなギミックもあります

函館に行くなら絶対行くべきと、しつこく言われたラッキーピエロ、というハンバーガー屋?

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*店外に行列が…

行列嫌いなので、パス。
家族も「別に~」見たいな感じ。

翌日も含め、ラッキーピエロ6店舗位には遭遇しているが、どこもこんな有様。
それでもソフトクリームは注文して直ぐ出来るので、食べておいしかった。
食事系は待ち時間は40分以上でしたが…


さて、レンタカーを借りてR227~R5で大沼、駒ケ岳方面へ。
ヤツの楽しみ、動物ふれあい系の乗馬…森町のシャロレー牧場で引馬たったの5分。

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*駒ケ岳…内地の山と違い余計なものが入り込まない眺め(森町の町道?から)


続いて、ここも初めて行きますが、トラピスチヌ修道院

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*大天使ミカエルさんの…お出迎えです

ここは女の方の修道院。
男は遥か西にあるトラピストの方でクッキーで有名ですよね。

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*清楚で厳粛な佇まい

我々も含め観光客もそこそこいましたが、静かでした。


さて、レンタカーを返却、遅い昼食(若しくは早い晩飯)を朝市あたりでイクラ丼を食し、いよいよ26年ぶりのご対面。

港に係留されている元青函連絡船摩周丸。

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*恐らく昔と同じ位置、連絡する鉄路やターミナルが無いだけか…

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*あの雪の残る3月を思い出す

さて、入場料を払い中へ…

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*こんなのとか…うーむ

本船に関わる展示物が興味を引き…
機関の仕組み、プロペラピッチの仕組み…好きな人ならじっくり見たいとこですが…

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*こんなのが…すご

家族的にはワープ航法…ですかー(T_T)
あっという間に下船です。

来れただけでも幸せ、というものです。

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*昔日のシルエット

僚船である東京の船の博物館にいた大雪丸は中国行きとかで、残っている連絡船の先行きに不安があります。

船は市保有で、管理はNPOということで存続が危ぶまれるかと思えば、さにあらずで、自分のようなノスタルジックで来る人が減るかと思えば、新たに歴史観光で来る世代がいて、なんとかなっているそうです。

外観の塗り替えも毎年ではないがやっているとのこと、で一安心。


国鉄時代の輸送機関(システム)のある意味要でもあった連絡船。

いまや海峡を渡ろうとしている新幹線が、同じように旅のスタイルを変えていくような気がします。



・またね

最終日です。

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*いきなりですが

バイラス?ではありません、朝市にあるイカ釣堀。

でも、聞けば6月まではあまり水揚げが無いそうで、イカソーメンにもありつけませんでした。

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*アメ横?

中国語が飛び交い、中国語が飛び交い…うーむ。
外貨稼げるから良いことですが、とにかく多いというか彼らは目立ちます。

それと、自分らと同様に青森まで新幹線が延びたことで、ここまで来ている人も多いのかな。

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*まさに胸突き坂

今日は、午後には車上の人。
なので、最後にもう一巡り(ヤツは完全に飽きていますが…)

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*日本風と西洋風(正面元町教会、右東本願寺)

擬洋建築がこの港町の特色ですが、そう言わずとも眺めそのものがミックスされているようにも見えて面白い街。

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*ハリストス正教会

函館ハリストス正教会は外から見学のみですが、明るいお庭と落ち着いた雰囲気。

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*元町教会

近くの元町教会にもお邪魔します。
ここは中も入れますが、信者ではないので、中まではどうも…

と、カミさんが入ったきり出てこない。
で、なかは所謂教会なんですが…

何ともいえない荘厳というか、よく判りませんが、すごく落ち着けるというか心が洗われたような?気になる(^^ゞ 場所です。

勿論信者さんたちのお祈りの場所ですから、気を付ける事もありますが、信仰に関わらず見さして頂く価値はあるのではないか…と思いました。


さて、最後は…

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*しめは函館山

1日目に乗ったタクシーの運転手さんのアドバイスもあり、夜景は諦めこの時間にロープウェイで山頂に。

とにかく連休の夜は無茶苦茶らしいです、混み方が。

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*なんかいいよね

自分の父親は函館生まれの小樽育ち。
何だか他所の町に思えないのは、そのせいかもしれない。

函館山からの眺めは、気持ちの落ち着く懐かしい眺めでした。

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*着々と進んでいるようです

様変わりした函館でしたが、守り続けているものと今風の変貌とが合わさって、以前来た時よりは活気があって面白い街になっていました。

2013年8月25日 (日)

うっ、うまいー

セローネタは未だ遠い…
今回も家族サービス(死語か)のまっだだ中です。



・好きなもの

夏はバイクで北海道。最後にバイクで行ったのは12年も前。

だから、北の台地が呼んでいるぜ!

とは言いながら、セロー君では時間的に遠すぎるのだ。
ましてや、お許しも果てしなく遠い。

そんな訳で一家で、宿敵?ボーイングに乗り4日ほど行くことに。

8年ぶりの北海道は全体に垢抜けている様でもあったのだが、それが何かは不明。セイコーとセブンの数か?(^_^;)

1日目、ヤツの好きな動物園(旭山です)。ところが夜39.5度も出しやがるので、親ともども寝不足。
2日目、北海道の病院にかかる、小児科なのに東京ほどは込んでいないって不思議ではないが、ややうらやましい。心穏やかに待合室で過ごせる。

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*ジェットコースターの道?、いつの間にかそんな名前が

3日目、やっと半日美瑛観光、残る半日で好きなのも購入(後述)
4日目、期待のナイタイ高原牧場は豪雨、で帰還です。

やっと行けた北海道で割とトホホの旅行だったのだが、大過なくてよかったのでOK。

で、3日目の購入とは…帯農の乳製品。

この帯農、銀の匙の蝦夷農の、たぶん?モデル。

銀の匙は家の小人にも大ヒット。

漫画なのに、というのも死語かもしれないが、説得力がやはり、違う。

作者がその出身であるから他ならないのだろうが、何気に食べている、大好きなエッセルスーパーバニラ?ですら、黙して食べるべからず、といったところか。

帯農で作られたものが一部施設で販売されるという情報を掴み、タイミングが合えば寄ってみよう企画。

これも、月に1~2回で、しかも30分で終了。

美瑛から山道、高速飛ばして行きました。
現地に行っても何処にアンテナショップがあるのか判らなかったのだが、連れの異常嗅覚で判明(^^)v

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*アンテナショップ「あぐりす」

やつは車から降りちゃいけないんだよ、などという。
確かに、アニメ版「銀の匙」の最後にはこんなテロップが…

…酪農については、食と命に関わるテーマとして事実に基づいた表現を心がけています。モデルとなった場所や施設を訪問する行為は、動物の疾病を引き起こす等の原因ともなりえる危険な行為です。フィクションとしてお楽しみください。

ショップだから大丈夫だよーといって、なんとか車から降ろす。

すごい行列。
なんだかんだで開始も遅れるが、20分ほどで完売。
遅れた理由が、なんと農工戦だそうでリアルすぎ。

歩いている学生さんは普通ーの高校生。
そんな訳でショップ以外の写真も撮らずにそそくさと退散。

近くのホーマックの駐車場で釣果を確認、というか胃袋に収める。

何だろう、商売気がない為なのか?うまかった、最高に。

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*間違いなく史上最強のコーヒー牛乳

何個でもいけます。

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*恐らく史上最強のバニラアイス

これも何個でもいけます。
が、購入はどれもお一人様数個までとなっているので僅かな楽しみレベル。

残念ながら、1Lの牛乳は販売10分で完売でゲットならず。
コーヒー牛乳の感じからすると、普段飲んでいるパスチャライズド牛乳とは一味違うと想像できる。


暫くぶりに北の台地に行って、うまいものを頂けて感謝。
学生さんたちありがとう。

次は何年後かなー