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« さった峠から、ちきゅうへ | トップページ | 19メンテじまい(その3) »

2020年1月25日 (土)

さった峠から、ちきゅうへ(その2)

さて、後半戦(PM)は船の見学。
JAMSTEC(海洋開発研究機構)の地球深部探査船「ちきゅう」と初対面です。


・初清水、初ちきゅう

東海道本線の清水駅で下車。
過去には夜行列車での通過は何度かあれど、降り立ったのは初めて。


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*そうか~、さくらさんの地だったのか(清水駅にて)


駅前から日の出埠頭行きのバスに乗り、十数分で到着。

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*埠頭方面を見れば…

何か妙な眺めが…!?
あの特徴的な高い塔というかヤグラは…「ちきゅう」です。
トシちゃん感激!
(スイマセン)
廻りの建物より高いヤグラが船の一部ではないような非現実感な構造部分がいきなり目に飛び込む。

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*落ち着いて湾内を見れば

彼方に富士山が絵のように見える。
お風呂屋さんの壁画?と、静岡東部の太平洋側に必ず見られる素晴らしき眺め。

もっとも富士山は東京でも見られはしますが、太平洋(駿河湾)越しの眺めはひと味もふた味も違う気がする。


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*歩いて近づけば


ビルの谷間にガ…いや、ホントにでかいぞ。

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*これがヤグラ(デリック)、しかも船上構造物ときたもんだ

マントル到達まで掘削する能力を有する巨大ボーリングマシン船ちきゅう
船の上からという、にわかに信じがたい技を駆使出来る多分世界トップ級の能力。

そもそも船好きなんですよね。
昔、北海道行きのフェリー乗るときは、北海道のみならず船に乗れるのが嬉しくて堪らなかったくらいで…

今回、ちきゅうに抽選で乗船出来るということを、JAMSTECのサイトで知り、往復葉書で申し込んだら…当った!
生来、抽選に当る事が希で、自分的には信じがたい出来事。

当ったんで仕方ないな~、とか言いながら、単身電車で乗り込んだ次第。


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*既に長蛇の列

実際は30分単位で抽選枠が決まっており、自分は午後2時過ぎの番。
なので、空いた午前中に前編の薩埵峠ハイキングを入れた訳です。


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*いや、良いね~この眺め

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*会場案内

ターミナルビルの方で、展示も行われている。
時間が2時間近くあるんで、そちらを先に見学することにします。


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*イキナリ駿河湾海底谷(トラフ)の立体模型

東海大学とJAMSTCとのコラボを部分的にご紹介。

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*熱水鉱床から吹き出る鉱物によるチムニー

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*ちゃんとした解説 (^^ゞ

2階に上がれば、ちきゅう関連のパネル展示群と、東海大学海洋学部の展示、そして2~3の食べ物屋台。

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*ちきゅう模型

ご覧のように縦と横のアスペクト比が不思議で、1:2位あるんじゃないか。
勿論長さの方が勝りますが、船底から120m位の高さはすんごい。



・パネルばかりですいません

ちきゅうの目的や機能の説明をしたいのですが…
難しいので展示されていたパネル達に代弁してもらいます (^^;)
(以降、パネル写真ばかりなので、興味のない方は読み飛ばして下さい。


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*「ちきゅう」ってどんな船?①

船上から海底を掘削する、しかも深く掘る船です。

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*「ちきゅう」ってどんな船?②

海底に向かい掘削するということは、船は出来るだけ動いちゃいけないことになる。

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*機能概要

ヤグラのことをデリックと呼ぶらしい。
その他、特徴や機能案内とかの紹介。


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*地質資料の取り方

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*ライザー掘削システム

ライザーパイプという外筒の中にドリルパイプが地底に降り掘削する。
この二つのパイプの間を掘削した不要な土砂が泥水として船上に上げられる。
泥水処理後に掘削先端部に戻されるという循環システムとのこと。


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*噴出防止装置

深海の地底のことですから何が起こるか判らないので、万が一に備え対策装置が海底に据えられる。

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*自動船位保持システム

掘削地点から動けないのは素人でも判りますが、それを支えるには高度な制御システムが必要となる。
ちきゅうのスクリュウは一般的な後方に軸のあるそれではなく、アジマススラスタという複数ある小型の旋回翼。
なので駆動は電動。
これの微細なコントロールにより船の位置が保たれるようです。


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*働くお兄さん、お姉さん

立派なシステムも使う人あってこそ。

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*効能

海底の掘削が何の役に立つのか?
身近では地震のメカニズムを解き明かす、生命の起源に迫る。
ひょっとしたらレアメタルを見つけるとか大発見があるかも。


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*EXP386…2020年の研究航海予定

地震の周期の発見に役立つのかな?

・外観

ターミナルを出て、船の外観を撮影。

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*見上げるばかりで…

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*調査船のボスキャラ的な佇まい

世の中には色々な船がありますが、これは出色の不思議な船。

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*この船上構造物の配置も特殊でいけてるなー

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*巨大なデリック

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*斜め後方から


工場を備えた宇宙船のようでもある。

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*船尾は平たくて箱のよう

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*まさにタワー

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*長物を搬入するクレーンなのか

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*舷側

微妙な凹凸が見られる。
必要が在って鋼板厚を変えているんでしょうね。



・いよいよ乗船

定刻になり列に並んで、30分ほどして乗船順番となる。

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*このタラップから乗船

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*タラップの踏み面が丸い…色々な岸壁の高さに対応する為か

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*唯一のテクニカルな図

ビルのフロア5~6階分の狭い階段を上り、最初に訪れたのはブリッジ。

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*至る所に見学者


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*海図

入港時の軌跡が書き込まれている…のかな?

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*機関室の説明パネル

主機関は発電所。
その電気をスクリュウの駆動やその他に使っている。


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*中央には羅針盤とか…

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*船体に水を出し入れするバラストコンソール

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*やっぱり電子的な海図…GPSですかね

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*アジマススラスタをコントロールする…カバーが付いている?

普段は自動制御なんでしょうから、手動は非常時だけかな?

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*ブリッジは横に長い


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*船首にあるヘリポート越しに富士

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*ちきゅうから見下ろすターミナルビル

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*船上から見ても大層大きいデリック

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*デリックとムーンプール

ムーンプールは船底の穴。
この穴から掘削する機器を下ろす。


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*掘削用のパイプを運ぶトランスファーシステム

以降、再びですが船内に展示してあるパネルに解説をお願いします。

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*デリック廻りはドリルフロアと呼ぶ

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*ドリル本体には近づけませんでしたが掘削のための様々な機器がある

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*ドリルの先端、ビット

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*掘削する地質に合うビットを使う

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*ライザー掘削とライザーレス掘削の違い

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*削りくずはカッティングスと呼ぶ

削りくずに新たな発見があるかも。

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*マントルに向け掘削する機器は開発中だそうです

調査航海の道は、まだまだ続く…

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*見学通路の案内板…ビルの中を徒歩で上り下りしている感覚

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*IODP

IODPという25カ国、5つの研究機関による国際的な取り組みに参加しているとのこと。

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*日本近海の研究航海の数々

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*医療機器も分析に使うようです

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*色々な観測機械があるラボ

掘削作業だけを行うわけではなく、取れたての試料を即座に分析するための装置が備えられている。
写真は一部のみですが、実際には他にも様々な装置があります。


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*下北沖の海底下200mの地底に生命の痕跡発見

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*海底下にある過去の堆積物内までも生命圏とは…

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*そして…そこからキノコ!

仮に地上の生命が一旦絶滅しても、恐ろしく長い時間経過後に地中、海底から新たな生命が蘇るのかも?

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*南海トラフは集中的に調査しているようです

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*311の原因となった変動域を直接調査

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*軌跡のコア?(反射で見づらいですが…)

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*これが境界面のサンプル

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*南海トラフで過去に起きた津波の原因調査

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*研究調査ですから当然に成果が求められる

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*プレート境界面までは到達出来なかった

やはり、深海の海底下では何が起こるか判らない。
計画期間を超過すると経費の問題や他の計画との関係もあるんでしょうから、再挑戦はまたの機会なのかな?


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*沖縄トラフの熱水域

沖縄は地殻変動の少ないおだやかな地域だと思っていたら、大陸側はそうとも言えないようです。

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*しかし…サンダーバード的構造物だなー

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*目的のための機能を完備した船

ちきゅうは総じて、調査と研究を船上で完結できる機能を備えた船。

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*下船です


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*何回見てもいい眺めです

自分的には夢のような船に見えてしまう。
好きな道を究めるために、しかも生業としてやっている研究者や掘削チームの方々が少々うらやましく思えてしまう。
引き続き頑張って頂き、直接間接問わず世の役に立つ新たな発見をしてもらいたいものです。

夕方も近づいてきたので…
さらば~ちきゅうよ~ (^^;)
バスで清水駅に戻ります。


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*清水駅のバスロータリー

清水駅から東海道本線で西へ、静岡駅に向かう。

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*静岡駅新幹線ホーム

静岡駅から新幹線で東へ。

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*新幹線は富士川を渡る

午後の部は写真撮りで精一杯。
今頃ですがパネルの写真を見ながら、成る程なーとか思っています。

そもそも1泊できれば良かったんだけど、何時ものように時間が取れなくて日帰り強行軍でした。
運動不足が祟り、翌日以降足が痛かったが、面白かったからヨシ。

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