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« カッチカッチ言うんで(21メンテ始め) | トップページ | 散歩にはまだ早かった »

2021年3月15日 (月)

諸刃なのか新マスタ(21メンテ始めその2)

昨年からの10年目メンテシリーズ…(^^ゞ
後ブレーキ一式大規模メンテの続き、今回は前ブレーキの巻です。

・下準備

前ブレーキの一式交換として、数年前から目論んでいたタンデム式のキット(セロー250用NISSINブレーキマスターキット)を導入。
効きがよくコントローラブルというこのキット
(YZ250FのマスタシリンダASSY+ストップスイッチ、スウェッジラインのテフロンSUSメッシュホースキット、ミラーホルダークランプ)。

Imgp0495
*ブレーキマスターキット(セロー用)

ウチのセロー君の場合は、マスタシリンダを留めているクランプにヘルメットホルダーを同居させており、更にブッシュ(ブラッシュ)ガードが付いているという状況から、ポン付けが難しいのは判っていた。
なので、
昨年11月頃から少しづつ下準備。

Imgp0310
*上が純正、下がタンデム式のマスタシリンダ(仮付け時)

マスタシリンダ径が11㎜から9.5㎜に小さくなったとこが肝なんですが、外からは当然認識できない。
見た目の大きな違いはリザーバタンクがやたら小さいことと、レバー周りの凝った作り。
レバーは長さが1/3ほど短く、中折れ式でレバー位置がアジャスト出来る。
また、マスタシリンダを押し込むロッド先端が球面となっていて、先日交換したリアーのマスターシリンダに似ている。

さて、下準備その1。
物理的に当たるんで少しブッシュガードを加工します。

Imgp0313
*仮合わせ時のケガキ線、こんだけ切ればいいか…これは×でした

結果、リザーバタンク側面に当たる側は殆ど加工不要、同前面に当たる部分を少し切るか削れば済むみたい (^^ゞ

Imgp0317
*この通り~

まー少しパカパカしますが、薄いゴム板を噛まして取りあえず何とか済ます (^^ゞ

下準備その2。
お次は便利なんで外せない、ヘルメットホルダー。

Imgp0424
*現状は既存マスターシリンダと同居

ミラーの移設予定地と被るんで、ヘルメットホルダーのみをハンドル中寄りに移設します。

Imgp0371_20210309043301
*左がキット付属のミラーマウント付ホルダー、右がお蔵だった純正ホルダー

上の写真右側がもともと付いていたクランプ。
これとヘルメットホルダーの組合せでハンドルの直線箇所に取りつけます。


Imgp0378
*この辺りかな?(ヘルメットホルダーベース+純正ホルダー)

Imgp0377
*ま、良いでしょう

ハンドル切って、タンクとかに当たらないように微調整で完成。
追記:ヘルメットホルダー付属の皿小ねじはリーチ不足で、やや長いものに交換。


Imgp0425
*ヘルメットホルダーの移設と新ミラーマウントホルダーの設置

昨年末は時間が無くてここまでで、マスタシリンダ交換は翌年送り。

Imgp0426
*それにしても…スロットルワイヤーがキツキツ

リザーバタンクとミラーの間に挟まるスロットルワイヤ。
操作は違和感が無いんだけど、マスターシリンダを交換すればもう少しマシになるかな?

・やっと本番

年が明けて三月も経過し、やっと施工可能な状況になる。
先ずは、キャリパー外し、フルード排出、ゴムホース撤去から開始。

Imgp0503
*汚れ具合…ステンのチリチリ付き

例によってコンビニ袋に新聞紙を入れて、その中にキャリパを突っ込みキャリパピストンをピストン回しでリリース。
フルードを排出したら、キャリア、パット、ブーツを外し洗浄。

Imgp0502
*パットにもチリチリが…

パット残厚は1.1~1.5㎜程度なので、概ね限界でした。

Imgp0501
*既存ディスク残厚、約3.1㎜

使用限界は3.0㎜なのでもう少し使えますが、この場合はパッドと併せて全体交換が吉です。

Imgp0510
*陸に上がったキャリパ

既存のダストシールに若干残存物が見られますが、他は至って健全のようです。
古いシールは当然交換、先があまり尖っていないツールで取り外す。
キャリパ側の溝はパーツクリーナで清掃。

Imgp0528
*続投のキャリパピストン

キャリパピストンは7年くらい前にアバタが酷くて交換している。
今回も若干取れない付着物や、かじりっぽい傷も少し見られましたが、前回程ひどくは無いんでこのまま組み上げます。

Imgp0529
*シールを付けたらピストンを戻す

ピストンシール・ダストシールは付属のシリコングリスを塗り装着。
ピストンも同様にグリスを付けキャリパにニュルンと入れます。

ここまでくれば、テフロンホースの接続が出来ますが…


Imgp0513
*スウェッジラインのテフロンホースASSYとラバーブッシュ

実は施工中に判明したのが、既存のゴムホースに接着されているステー用のラバーブッシュ。
思い込みで左フォークに1か所と思いきや、ステアリングステム下にもう1か所、さらに探せばヘッドライト裏にも1か所と都合3か所もステーがあった。

Imgp0496
*ラバーブッシュ

テフロンSUSメッシュホースは既存のゴムホースより径が小さい。
なので、予めそれ用ブッシュを1個用意してあったんだが、足りん…


Imgp0514
*装着したラバーブッシュ(EAP290)

仕方ないんで、2個目を急きょ調達。
3個目は既存のブッシュをカッターの刃先で接着面をペリペリ剥がして流用 (^^ゞ

Imgp0515
*既存流用のラバーブッシュは当然にスカスカ

Imgp0526
*ヘッドライト裏のクランプに既存ブッシュを流用、まぁいいか~

因みに、このラバーブッシュ君。
新も旧も割が入っている=閉じていないので後付けが可能。


Imgp0516
*スウェッジラインのキット(付属パーツ)

このバンジョーボルトとバンジョーアダプタの材質はアルミ。
アダプタは写真上が20°、下がストレート。

マスタシリンダにホースをバンジョーで固定。
段々と形になってくる。


Imgp0527
*青いカラーは上か下か迷ったが、上に決定

ここでも問題というか、うっかりさん発覚。
タンデムさんのこのキット、ストップスイッチが加工の上付いてくるのが良い所なんですが、その配線を受ける車両側の配線終端をこちらでギボシ加工しないといけない。
ここまで来て気が付いたもんだから、なんだか工程が増えた気分。
もっとも自分が気付かなかっただけで…(^^ゞ


Imgp0505
*こんな感じで出荷されてるんで、これを受ける側の配線の工作が必要

とにかく、既存のストップスイッチのラインを切断、雌ギボシを電工ペンチで圧着。

Imgp0509
*配線加工完了

保護チューブも片方(雌)しか付属していないんで、手持ちの雄側保護チューブをムギュムギュ付けます。
当然、ギボシ端子接続部分は黒ビニルテープでグルグル巻きです。

・パット周り

陽が傾いてきたので、さっさとフルードのエア抜きやらなければなんだが、その前に新パッドをセットします。
セットしないでエア抜きするとピストンと液が出てくるんで危険です (>_<)

Imgp0517
*今回用立てた消耗品類、左からブリーダバルブ、ブーツ、パッド(古いシム付)、ディスク用ボルト

リテーナ、パットシムは続投。
調達を失念してたんだけど、交換しても良かったパーツ。
まーいつでも交換は出来るんで今回は見送りでOK


Imgp0545
*パットは必要な箇所にシリコングリスを呉れてやり組付け

Imgp0547
*キャリパASSY周り組付け完了

あとはフルード注入エア抜きなんですが、これがなかなか捗らない。

タンデムさんの注意書きによると…
曰くマスタシリンダピストンが初期状態でやや押し込まれているので、レバーの位置調整で行えとのこと。
ピストンを押している球面ロッドをやや飛び出る形にしてやる…
最低でもレバー軸を半分外すなどしないと、何時までやってもエアが抜けない構造のようです。


Imgp0530
*レバー軸を半分抜きかけた位置まで引き上げたり…

最後は、レバーを完全に外してマスタシリンダロッドを直接押し引きするなどで、30分以上は掛かったと思う。
毎度のことで仕組みが判ったのは事後で…シリンジで下から押せたかもしれない。

Imgp0531
*エア抜きも一段落で落とし蓋を装着

スチロールの板を浮かべてタンクの蓋を締めれば完了。
この落とし蓋の役割は何?

で、肝心の感触は…
ストロークというか可動範囲が広いが、途中まではタッチが柔らかい。
明らかに、今までのとは違うみたい。

Imgp0532
*ブッシュガードと取付ボルトナット(上がガード用の長いもの、下がキット付属のもの)

Imgp0535
*マスタシリンダ周り

ここで、再び時間切れ。
Fディスク交換は翌日以降となりました。

・遅れてディスク交換

暫定的に新パットと旧ディスクの組合せとなりました。
この状態で2回通勤に使いましたが、問題なしなんだけど…
ないわ、それ無いわ~
パットの新しい摺動面に古い面が転写される…
などと考えると新ディスクの平滑面が勿体ない気がしてならない。


それにしても当たりが付いてないハズなのに、タッチが奥のところでキツイ、というか恐ろしい位の制動力。
いや、そもそもが効かなさ過ぎ感のあるセローのブレーキ。
それもオンロードでのオンロードバイクのそれと比べればの話で、
今までのセロー君はそれはそれで良かったんだが、こうも効きが良くなると付き合い方を変えるしかない。
むむむ…予想以上でした。


Imgp0539
*旧ディスク

Imgp0541
*何度測っても残厚3.1㎜

3.5㎜の厚みが3.0㎜となれば推奨交換厚。
通勤では消耗が激しいんで仕方ない所です。

Imgp0542
*摺動面は何時も通り

Imgp0550
*左新ディスク、右旧ディスク

因みに新ディスクは前回の後側ディスク交換と同時に仕入れたタンデムさんの新古ディスクです。

Imgp0552
*装着完了

何時もの様に打ち抜き面が青みががって見える。

Imgp0549
*ディスク取付ボルト

これも習慣的に交換なんだけど、本当に交換しないと危ないのかは不明。
締め付けは10Nと低トルクなので、手持ちのトルクレンチでは適用外。
なので、手ルクレンチで対角状に優しく締めます。

因みに前輪を戻す際に変な箇所を発見。


Imgp0553
*アクスルナットの座金(左が損傷、右が新品ワッシャ)

酷い変形。
どーしたらこんなになるのか不明。

トルクレンチで規定の85Nをかけている範囲では考えにくいし…
トルクレンチを購入する前の変形なのか??


部品の手持ちがあった…
可能な範囲で消耗品はなるべく在庫しようとは思っていたんだが、それが良かったみたいです。

Imgp0561
*ディスク交換完了

Imgp0562
*テフロンホースはややキツメか

Imgp0559
*真上からの眺め

Imgp0563
*やっぱりタイトね

ここの狭さは仕方ない様ですが、もう少しミラーをオフセットできる何かを探そうとも思う。

Imgp0564
*裏からの眺め

・一寸インプレ

ディスクのアタリが出る前なのに既に強烈な効きで、制動が楽になったというか思い通りに止まれる。
もっとも、使い方を誤ったらロックするんだろうな、とも思わせるような効き具合。
また、過渡領域では握り始めからが広い感じなので、慣れればコントロールはし易いのかもしれない。

どんなブレーキもパニくればロックすることは否めないんだが、今後この制動力を慣れでカバーできるのか、それともある程度の覚悟で使い続けるのか…
ノーマルから比べれば、もう諸刃の剣かも。

取りあえず、ブレーキレバーをもう少しグリップ寄りまで握れるようにして、簡単に限界域に入らないように調整しようと思います。

・PS 

一月ほど経過。
通勤ばかりでしたが、半年ぶりに山道や高速道を使ったりでの感想です。

強烈だと思われた制動力も所詮は同じパッドとディスク、限界域では左程変わらないのではないかと…
四本指でギュッと握ればオリジンでも変わらないだろうということなんだが、相当握りこまないと限界域までいかなかったのが、四本掛からないのに今は簡単に到達できる。
だが、慣れればそのあたりもコントロールできるのかもしれない。

というのも先日の事、目の前に猫が飛び出してきて「あーダメだっ、ゴメン」な状況があったのだが、絶妙の制動で回避。
勿論後ろはロックでザーッ、前はロックせずに制動が出来た。
ニャンコは一瞬振り返りスッと通り抜けて行った。
ブレーキ改修していなければ、ヤバかった程の超ギリギリ。
我が家にも一匹居るので、何故か一瞬顔が思い浮かんだほどドキドキでした。
ウェットじゃなかったことも幸いだったが、良くぞロックしなかった。
慣れたということなんでしょうか。

以前なら、少しくらい強めに握ってもスーッと距離が伸びていったのが、今は余程でないと強めは必要ない。
この強力さは車のブレーキタッチに似ているが、あちらは四輪だしABS付なんで安定性が違う。
詰まるところ、そういった安定要素を慣れでカバーできれば、普通に使えるマスタシリンダと言っていいのかも…
いや、慣れでカバーったって状況(天気、タイヤ、体調とか)によるよな~

その他では、新調ラバーブッシュが相変わらずパツパツなこと。
クラッチケーブルとの交差順を入れ替えてみた方がいいのかもしれない…

取り外したオリジンマスタシリンダは清掃したので、一応状況は以下の通り。

Imgp0604
*11年お疲れさまでした。

Imgp0600
*1度も交換していないピストンは磨かれてピッカピカ、カップも当りが付いている

まだ使えそうですが、それなりの損耗状況。
何れにしても、1年~1年半位のインターバルでフルード交換していた為か、固形物は無くキレイなもんでした。

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