ツーリングシート改修(20メンテじまいその3)
購入当初から雨上がりの尻濡れが気になっていたツーリングシート。
経年劣化でシート角にクラックが入り症状が悪化したため、カバーの張替えとなりました。
・野口さん
冒頭の欠点を補って余りあるワイズのツーリングシート。
400Km走っても全く問題なしなロンツーの必需品です。
カバー(ビニルレザー)の張替えは自力では行わず、岐阜にある野口装美(公式HP)という専門のショップ(工場?)に出すことにしました。
自力は面倒なのと、どーも上手くやれる自信が無かったこと、あとは野口さんの仕上がりに期待したという事です。
12月初旬にペットボトルの段ボール(2L×6)2個合わせに詰め込んで発送。
夏過ぎに予約を入れてあったためか、思ったより短期間の半月ほどで張替えから帰ってきました。
*上面はグレー、側面はブラック
色彩感覚が?なので配色は迷いましたが、結局ツーリングシートと黒灰逆のパターン。
*溶着されているタグ
野口さんタグの有無は選べますが、タグ有りでシンプルな黒白Verにしました。
*先端部
オリジナルのツーリングシートと同じシングルステッチ、縫付面が側面から上面に移動。
上面のビニルレザーはディンプル加工、側面はシボ柄。
野口さんでは他にアルカンターラも選べるんだけど、そこまでアップグレードしなくてもいいかなと…
アルカンターラだと夏熱くなりにくく、表皮の風合いが素敵な塩梅でホントに迷った。
コスト高である事、吸水性が若干あるという事なんで諦めた次第。(乾けば関係ないんだけどね)
*裏面後端部
裏面はただタッカー打っているだけではなく、伸縮性のあるナイロンテープ?でビニルレザー端を全周押さえてある。
レザー端部の経年劣化対策なのかな?
*スポンジもおニュー
ボロボロのスポンジも張り替えて頂きました。
全く頼んでいなかったので、心づかいが嬉しい。
*前端部の裏面周りの納まり
*ステッカーが付いていました (^o^)
とにかく、全体の納まりが素敵で装着前から少しワクワク。
・装着
張替えの間、シートが無しと言う訳にはまいりませんから、8年くらい寝ていたオリジナルを引っ張り出す。
久々の感想は…
着座面のフラット、かつ固さが新鮮 (^^ゞ
*懐かしい緑色
オリジナルシートでは当然に着座位置が下がる。
なのでコーナリング時のロール感(軸)が変わり、これはコレで面白かった。
良く見れば角辺りは縫い付けではなく溶着仕様、これなら水染みも無さそう。
ワイズのツーリングシートが溶着ではなくステッチなのは少量生産故の事なのかもしれない。
*納まりました~
トップのグレーはダークグレーのつもりだったんだが、屋外で見ると結構明るく見える。
まぁ、ネット上の見本写真をみて決めたので、やや違っても止む無し。
今思えば、本気で岐阜まで見に行けばよかったかなぁ…
(10月末の奥三河行きで岐阜県に瞬間侵入したが、そこから関市までとなると持ち時間的には全編高速となるんで無理…)
この妙に明るい感じのグレー、汚れが目立つんじゃないかと少し心配もある。
かと言ってオールブラック構成は自分的には無いんで、これで良いのだ。
*タンクとの隙間
この隙間も野口さんのブログ事例を見ると、もう少し詰めている方もいるとのことでした。
が、そんなに気にならないんで自分は特に指定なし。
*側面がややぷっくらと…
張替えの際に防水機能の確保として1~2ミリ厚のウレタンシートを張ってもらえる。
表面がやや膨らんで見えるのはその為なのかもしれない。
何れにしても、オリジナルのツーリングシートではビニール1枚ペラがシート表皮の下に挟まっているだけなので、これが損傷すれば下層のウレタンと相まって継続的に尻染みとなる。
僅かでも厚みのあるウレタンシートとなれば、そこで水が遮断され今までのように染みてこないでしょうし、耐久性も期待できる 。
*エッジが立つというよりは、いい感じでまるっとしている
*プロの技だなぁ
ホントに綺麗に縫ってあります。
*溶着タグ
*左旧、右新も表側
古いビニルレザーが戻ってきたので比べてみました。
その裏側は、染み、カビ…うぇー
とても写真を公開する物では御座いません (>_<)
・感想など
気を取り直して…
全体の印象ですが、そもそも経年でへたっていたことを考慮しても次のような感じ。
着座位置、視線共に上がる。
足つきが久方ぶりのやや爪先立ち。
座り心地はカローラからマークツー辺りに乗り換えた?感じ(引用が古すぎ)。
たった数ミリのウレタンシートのお陰で、張りが戻って若返ったようでもある。
*今回張替え後
*ツーリングシート購入時(2012年夏頃)
ビフォーアフターの写真で比べてみると、張替え後の方が少し嵩が低い様に見えなくもない。
今思えば、1㎝位の嵩上げもアリだったか?
いや、8年間の使用で大きくヘタった実感はなく、クッション性では困っていなかった。
まだ乗り込んでいないので、早計かもですが…
なるべく疲れず遠乗りでき、かつ適当な足つき性と耐水性が確保できれば事は足りる。
なので、むしろ丁度いい感じになったのかもしれません。
*少し印象が変わりました
早速ツーリングに出かけたいところですが、季節は既に冬、しかも師走。
更にコロナ禍も三波目ともなれば如何ともし難し。
ややもすれば気持ちがダウンしそうな状況です。
夜は必ず明ける…
と、心に焔を灯し乗り越えていきたいものです。
それでは皆さん良いお年をお迎えください。
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